IndyCar

ウィケンス、インディカー復帰はハードル高し?「他の選択肢を探ることに興味がある」

インディカーでの事故と、怪我からのリハビリを経てレース活動を再開するロバート・ウィケンスは、インディカーへの復帰は実現が難しいと語りながらも、他の選択肢を模索すると語った。

David Malsher

David Malsher

公開日時: 2022/01/17 3:18

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Robert Wickens on his way to pit lane, Arrow McLaren SP Chevrolet

 2018年にインディカーにデビューし、驚異的な強さを見せたロバート・ウィケンス。しかしポコノ戦での大クラッシュし、脊髄損傷を含む大怪我を負った彼だが、長いリハビリを経てレース活動を再開する。

Read Also:

 ウィケンスは記者会見で、数々の負傷からの驚異的なリハビリが、今は頭打ちの状態だと認めた。

「率直に言って、見たままの状態だ」と、ウィケンスは語った。

「今、神経の回復という点では多かれ少なかれプラトー(横ばい)状態に達している。現代の医学や科学がこのままである限り、残念ながら残りの人生は車椅子の生活になりそうだ」

「だけど素晴らしい人生だ。僕は多くの機能を取り戻すことができた。支えがあれば立つことができるし、2~3歩は歩ける。でも今のところ、車椅子から完全に離れるということはできなさそうだ」

 ハンドドライブ仕様のヒュンダイ・エラントラN TCRで、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ(IMPC)を戦うウィケンス。彼はこのレースでの目標について、次のように話した。

「自分の中で設定した条件をクリアすること。レースで勝ち、表彰台に上り、世界にその実力を示すことだ」

「そこから先は無限の可能性がある。今持っているものに感謝しているし、その先に何があるのか見てみたい」

「”アドレナリン”が楽しみだ。ドライバーとして、レースに勝つという充実感、それが一番楽しみなんだ」

 レース活動再開に向けて、一歩を踏み出したウィケンス。2018年にルーキー最上位9位となったインディ500に参戦する可能性について訊かれると、彼は次のように答えた。

「僕にとってまず大事なことは、IMPCに参戦して、もう一度やれることを自分自身に証明したいってことなんだ。ハンドコントロールを理解し、再び競い合うというコンセプトの証明に近いと思う。もう3年半もレースに出ていないんだ。自分自身と周りの人たちのために、もう一度できることを証明したいんだ」

「インディ500に参戦するのは素晴らしいことだと思う。その一方で、新しい道を模索することにもとても興味がある。僕はスポーツカーを走らせたことがない。IMSAの最高レベルであるウェザーテック・シリーズでレースできたら、素晴らしいものになると思う。LMDhのクルマは、とにかくクレイジーに見えるんだ。フォーミュラEもとても魅力的だ。インディカー以外の選択肢を探ることに興味があるんだ」

 今回使用するハンドコントロールシステムを、インディカーに搭載するのは可能かと尋ねられ、ウィケンスは「それに答えるのは難しい」と答えた。

「インディカーは進化しているところだ。(2023年には)新しいレギュレーションが導入される。ハイブリッドが盛り込まれるので、ブレーキ・バイ・ワイヤ方式に進むことを期待していたけど、そうはなっていない」

「だから、同じ輪から抜け出せていないんだ。時間とお金、リソースがあればあらゆることが可能だと思うが、どうだろうか」

「それは実際、とんでもない要求なんだ。でも正直なところ、もしインディカーに戻れなくても僕は満足している」

「今回得られたこの機会に、再びステアリングを握り、長年レースを傍観してきた飢えを満たすことを心から楽しみにしている。将来的に色々なことが起こればその都度対処していくが、当面は正直なところ、インディカーが復帰後の実現可能な選択肢だとは思っていない」

「今、僕が知っているのはインディカーに必要な身体的特性だ。それを僕の手と、ハンドコントロールに適合させるには、多くのカスタマイズが必要だ。シリーズが本当に合意してくれるかは分からない」

「ブレーキシステムも変えなければならないし、パワーステアリングも必要だろう。インディカーにはパワーステアリングがないから、ワンオフのインディカーが必要で、他のチームが同意するかどうかも分からない」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ポコノでの大事故から3年……ウィケンスがレース復帰! 特別仕様のヒュンダイをドライブ

次の記事 タチアナ・カルデロンのインディカーデビューが決定! A.J.フォイトからロード/ストリートの12戦に出走

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

David Malsher



パロウが見事な今季初勝利。初ポールのルンガーはタイヤに苦しむ|インディカー第5戦インディGP

IndyCar

IndyCar

Grand Prix of Indianapolis

2023/05/14

パロウが見事な今季初勝利。初ポールのルンガーはタイヤに苦しむ|インディカー第5戦インディGP



マクログリンが3ストップ戦略で今季初優勝。グロージャンは初勝利ならず|インディカー第4戦アラバマ

IndyCar

IndyCar

Birmingham

2023/05/01

マクログリンが3ストップ戦略で今季初優勝。グロージャンは初勝利ならず|インディカー第4戦アラバマ



第107回インディ500へ向けた走行始まる。強風のオープンテスト初日はニューガーデン最速。佐藤琢磨は5番手

IndyCar

IndyCar

Indy 500 open test

2023/04/21

第107回インディ500へ向けた走行始まる。強風のオープンテスト初日はニューガーデン最速。佐藤琢磨は5番手

最新ニュース



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

2 時間前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

3 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

4 時間前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

4 時間前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録