ル・マン24時間、4位フィニッシュしていたフェラーリ50号車が失格に。レース後車検でウイングに違反発覚
ル・マン24時間レースを4位で終えていたフェラーリ50号車は、レース後車検で技術違反が見つかり、結果から除外された。
#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco, Nicklas Nielsen, Miguel Molina
写真:: Marc Fleury
フェラーリ50号車は、レース後の車検に合格できなかったため、2025年ル・マン24時間レースの結果から除外され、4位獲得が幻となった。
アントニオ・フオコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンがドライブした50号車は、優勝したフェラーリ83号車から29.666秒差の総合4位でフィニッシュ。1.179秒差でポディウムを逃したが、リヤウイングの技術規則に違反していたことが判明した。
まずリヤウイングのサポートセクションに、ホモロゲーションされた車体と比較して4本のボルトが足りなかった。フェラーリは、これが規則に準拠していないことを認めた。
さらにスチュワードは「レース後の検査でリヤウイングの変位が52mm記録されたが、LMH技術規則の第3.8.7条では最大許容変位を15mmと定めている」と報告した。
フェラーリは「過剰な変位はボルトの欠落に起因する」と主張し、「性能向上はなかった」と強調したが、スチュワードは50号車が387周中380周目で最高速度を記録した点を指摘し、ドラッグの減少による性能向上があった可能性を示唆した。
フェラーリのメカニックが、レース終了の1時間前である午後3時23分にボルトの欠落に気づいたと報告されているが、AFコルセが運営するチームは是正措置を講じなかったという。
#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco, Nicklas Nielsen, Miguel Molina
Photo by: Emanuele Clivati | AG Photo
技術規則違反は失格の十分な理由だとスチュワードは主張したが、最も重要な点は「リヤウイングサポートの不正で不完全な組み立てが、高速走行時のストレスや疲労下で構造的破損のリスクを伴う」と指摘した点だ。
50号車の失格により、12号車キャデラックが4位に浮上し、トヨタ7号車トヨタ、ポルシェ5号車、キャデラック38号車を含む他の全出場車両の順位がひとつ繰り上がった。
この結果、50号車は24ポイントを失って、ポイントリーダーの僚機51号車に48ポイント差をつけられる形となり、タイトル争いはかなり厳しくなった。
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