トヨタ、ル・マン5連覇を目指して! 小林可夢偉「レースが楽しみ。慌てずにクルマを合わせていくことが大事」
2022年のル・マン24時間レースのプラクティス開始を前に、TOYOTA GAZOO Racingの小林可夢偉と平川亮が意気込みを語った。
世界耐久選手権(WEC)の第3戦、伝統のル・マン24時間レースのフリー走行開始を前に、TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表兼7号車のドライバーである小林可夢偉と、8号車のドライバーである平川亮が意気込みを語った。
6月5日(日)に行なわれたル・マンの公式テストでは、トヨタGR010 HYBRIDの7号車がトップタイムをマーク。0.2秒と僅差ながらグリッケンハウスの708号車を上回った。トヨタの8号車は、平川が記録したタイムで3番手につけた。
「テストデーですが、非常に順調にトラブルもなく終わりました」と、小林はテストを振り返った。
「最後に一回、ホセ(マリア・ロペス)に電子系のエラーが出ちゃったものの、メジャーな問題ではないと思っています。タイム差も僅差で、グリッケンハウスとはいい勝負ができると個人的には思っているので、レースを楽しみにしています」
平川にとって、ル・マンはLMP2クラスで走った2017年以来のレースとなる。だが事前の準備の甲斐もあり、すぐに楽しさを感じることができたようだ。
「自分としては5年ぶりのル・マンだったんですけど、事前にシミュレータなどで準備をしてきたおかげですぐにコースにも慣れることができました。このGR010で初めてル・マンを走り、まだたくさん走ったわけではないですが、非常に乗りやすくて、乗ってて楽しいなという印象です」
「最終的に自分としても良いタイムが記録できたので、明日からのフリープラクティスで引き続き、まずクルマとコースに慣れることはもちろん、レースに向けてしっかりと準備をしていきたいと思います」
LMP1時代の2018年から、ル・マンを4連覇しているトヨタ。昨年はトラブルに対処しながらもワンツーフィニッシュ。小林にとっては初のル・マン制覇となった。
王者としてル・マンに戻ってきた小林だが、今季からチーム代表を兼務。その分、仕事も増え昨年のことを思い出せないほど多忙だという。
ハイパーカークラスでの初ル・マン参戦となる平川へのアドバイスも、TGR-E副会長の中嶋一貴に「お任せしています(笑)」と語った小林代表。平川は中嶋から、ドライビング以外にも長いレースウィークの過ごし方などの薫陶を受けていると明かした。
6月8日(水)からは、いよいよル・マンのレースウィークがスタートし、フリープラクティスが始まっていく。小林は予選や決勝に向けて、慌てずにコンディションに合わせ込んでいくことが重要だと語った。
「路面をしっかりと読むことが大事だと思います。これからどういう風に(コンディションが)上がっていくのか。今あまり慌てないということもすごく大事で、早い段階で合わせ込んでクルマが良かったのに、そこからだんだんダメになっていって、レースの時に全然ダメになるとまずいので、路面を見ながらクルマを合わせていくっていうことをやっていければなと言う風に僕は思っています」
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