Moto2日本GP決勝|小椋藍、母国で見事な優勝! 地元での日本人ライダー優勝は16年ぶり

MotoGP第16戦日本GPのMoto2クラス決勝が行なわれた。小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が13番手から見事なレースを母国ファンに魅せ、優勝を飾った。

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 モビリティリゾートもてぎでMotoGP第16戦日本GPが開催。Moto2クラスの決勝レースを制したのは、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)だった。

 日本GPの開催は実に3年ぶり。2日目こそ悪天候に見舞われたが、3年ぶりの決勝レースに向けては澄み切った青空の広がる快晴であり、良好なコンディションでレース開始時刻を迎えた。

 注目は日本人ライダーで、タイトル争い2番手につけている小椋だ。雨の予選では苦しみ13番手と中団グループに留まった。一方でランキング首位のアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)も11番手となっているため、彼らの争いが熱くなりそうな雰囲気が漂っていた。

 なおポールポジションを獲得したのはアロン・カネット(Flexbox HP40)、2番手はフェルミン・アルデゲル(Beta Tools Speed Up)、3番手はジェイク・ディクソン(Shimoko GASGAS Aspar Team)というフロントロウの並びとなった。

 22周のレースがスタートすると、2番グリッドのアルデゲルの加速が良く、真っ先に1コーナーに飛び込んだ。しかしラインが膨らみ、ポールシッターのカネットがホールショットを奪った。

 小椋は好スタートを決めると積極的に前に出て、5番手でオープニングラップを終了。スタート位置から一気に8ポジションアップを果たすと、その後もファステストペースで前を目指した。

 3周目、2番手を走っていたアルデゲルがターン5でクラッシュ。さらに翌周のターン9ではカネットも転倒する波乱の展開となった。これで首位には、小椋のチームメイトであるソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)が浮上した。

 小椋はトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)とバトルを展開していたが、後方から追いついたアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)にオーバーテイクを許してしまい一歩後退。ただ小椋の勢いは衰えておらず、アルボリーノの攻略に成功し、表彰台圏内の3番手につけた。

 アルボリーノまでの4台が先頭集団を形成。中でも最も勢いがあるのはロペスで、チャントラをオーバーテイクして首位に躍り出た。小椋も離されまいと、それを2番手で追走。一方のチャントラはペースが苦しく、5番手以下が追いついてきたことで先頭集団が6台に膨らむ形になった。小椋とチャンピオンを争うフェルナンデスは、あっさりとチャントラを交わして4番手となった。

 レース折り返しとなる11周目、フェルナンデスはアルボリーノまで追いつき、一気にオーバーテイク。これでタイトルを争う小椋のひとつ後ろまで迫った。

 対する小椋は、徐々にペースが落ちてきたロペスの背後にピタリ。小椋はストレートで一度ロペスを抜いたものの、意地を見せたロペスに抜き返されてしまう。それでも小椋は攻め手を緩めず、13周目の90度コーナーでハードブレーキング。今度こそロペス攻略を完遂した。

 首位に立った小椋は14周目にファステストラップをマーク。ロペスとの差をポンと開いてみせる。ロペスは追いついてきたフェルナンデスを抑えるのに精一杯という形だ。

 激しい2番手争いを尻目に小椋はリードを拡大。残りが6周となったタイミングでその差は1.8秒。ロペスを抜いたフェルナンデスはなんとか追いつこうとペースを上げるが、小椋のペースも強力。その差はほとんど縮まらなかった。

 残り3周となったところで、小椋とフェルナンデスの差は1.7秒。気迫の走りを見せる小椋は、ペースを緩めることなく1.5秒のリードを持ってファイナルラップに突入した。

 その走りを見守る観客の声援を一身に浴びながら、小椋は快走。母国ファンの前で見事、トップチェッカーを受けた。2位はフェルナンデス。3位はロペスとなっている。

 13番手スタートからの優勝で、普段は飄々としている小椋も喜び爆発。チャンピオンシップでも、フェルナンデスに2ポイント差まで詰め寄っている。母国で日本人ライダーが優勝するのは2006年、青山博一が250ccクラスを制して以来。IDEMITSU Honda Team Asiaの監督を務めているその青山の前で、長い空白期間に小椋がピリオドを打った。

 Moto3クラスでは佐々木歩夢が3位表彰台を獲得しており、複数クラスで日本人ライダーが表彰台に上がるのも、2005年(玉田誠がMotoGP3位、青山博一が250cc優勝)以来の快挙となっている。

 羽田大河(Pertamina Mandalika SAG Team)は、19番手からのスタート。自己ベストタイの17位でレースを終えている。

 
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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Japan 小椋 藍(Ai Ogura) 22 -       25
2 Spain アウグスト フェルナンデス 22 1.192 1.192 1.192   20
3 Spain アロンソ ロペス 22 7.168 7.168 5.976   16

 

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