ドゥカティのバニャイヤ、3グリッド降格ペナルティは「正しい」と受け入れ姿勢
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGPサンマリノGPフリー走行1回目に、レースライン上をスロー走行したことで3グリッド降格のペナルティが科されてしまった。しかし、彼は今回の処分に関しては“正しいもの”として納得している様子だ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGP第14戦サンマリノGPで、3グリッド降格のペナルティが科された。しかし彼はこのペナルティに異を唱えたりはせず、「正しいモノだ」と受け入れている。
バニャイヤがペナルティを科される原因となったのは、フリー走行1回目の終盤の行動だった。当時バニャイヤはセッション最後のアタックを終え、コース前半をゆっくりと走行していた。
そして、まだアタックを続行中だったアレックス・マルケス(LCRホンダ)が後ろから迫る中、バニャイヤはレーシングラインをスロー走行していたことで、マルケスのアタックを中断させてしまったのだ。その後ろにいたエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)も同じく影響を受け、バニャイヤは審議対象となり、グリッド降格処分が下されたわけだ。
現在バニャイヤはランキング3番手で、首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)からは44ポイント差。まだタイトルの可能性は残っているだけに、こうしたペナルティは避けたいはずだ。
ただバニャイヤはペナルティについて訊かれると「(ペナルティは)正しいと思うよ」と答えている。
「このペナルティに何か思うところはない」
そうバニャイヤは続ける。
「僕はミスを犯してしまったんだ。セッションはもう終わり、チェッカーフラッグを受けたと思っていたんだ。でもまだ終わっていなかった」
「僕のミスだ。スチュワードには謝罪したし、(ペナルティも)問題ないし、正しいものだと話をした」
「なぜロングラップペナルティではなく、3グリッド降格なのかについても聞いてみたけど、スチュワードによると僕がこうしたことをするのは初めてだからだと言っていた」
「最初に警告をグリッド降格ペナルティで受け、それからはロングラップペナルティを受けるんだ」
「スチュワードに賛成だ。この手の状況により注意を払うという点で、これは唯一の方法だろう。だからスチュワードに賛同するよ」
また、バニャイヤはミサノにおけるグリッド降格処分は、ロングラップペナルティよりも厳しい罰ではないと語っている。ただ彼は全てのサーキットで、ペナルティを公平なモノにする措置が必要だとも指摘している。
ロングラップペナルティのほうが厳しかったのではないかと問われると、バニャイヤは次のように答えた。
「場合によるよね。シルバーストンならノーだし、ここでならイエスだ」
「今日思ったのは、議論の余地があるということだ。でもセーフティコミッションでは既にロングラップペナルティが全てのサーキットで同じくらい(のタイムロス)にする必要があると話されてきたんだ」
「でもそれを実施するのは不可能だ。というのもシルバーストンではランオフエリアがトラックのさまざまな場所にあるからね。だから全てのコースで同じだけのタイムロスにするのはとても難しい。でも、僕らはこの問題に取り組んでいくつもりだ」
なおバニャイヤはFP2の走行中、ターン13で転倒があった。彼はこの転倒については次のように説明している。
「前方にルカ・マリーニ(VR46)がいて、僕は彼よりもかなり速く進んでいた」
「次のコーナーでイン側からオーバーテイクしていこうと思っていたんだけど、白線に触れてしまって、クラッシュした。これも僕のミスだったよ」
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