アプリリア衝撃の“スピード”にエスパルガロ兄驚愕!? ヘレス初日3番手で表彰台挑戦に現実味か
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、MotoGP第4戦スペインGP初日を3番手で終えた。彼は自分のペースに衝撃を受けている様子だ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアは2021年シーズンのMotoGPを、新型RS-GPと共に力強くスタート。第4戦スペインGP初日にはアレイシ・エスパルガロが総合3番手タイムとトップ層に食い込む速さを示してきたが、彼もこの速さには驚きを禁じ得なかったようだ。
開幕前のカタールテストからアプリリアは好調ぶりを示していたが、開幕戦から第3戦までエスパルガロは連続でトップ10フィニッシュを記録。2020年シーズンのトップ10フィニッシュが3回だったことを考えると、大きくパフォーマンスをあげてきたと言える。
第4戦からは舞台をヘレス・サーキットへ移し、本格的なヨーロッパ戦線がスタート。エスパルガロはその初日FP1から2番手タイムをマークし、FP2でもスピードを発揮。首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から0.437秒差の総合3番手タイムをマークしてみせた。
さらに注目に値するのが、彼はユーズドのミディアムタイヤで1分37秒台のタイムをコンスタントに記録していた点だ。
初日を終えたエスパルガロは、10周以上走ったユーズドタイヤでそうしたタイムを刻めたことには“衝撃”を受けたと認め、さらなるモチベーションになっていると言う。ただ2日目以降はヤマハとスズキが強さを増してくるだろうとも予想しているようだ。
「間違いなく皆がもっと接近していくだろうね。ここヘレスでどれだけ皆が接近しているかはよく分かっている」と、エスパルガロは言う。
「でも1周のアタックラップを除けば、僕らもいいペースを備えていると思う」
「僕としても10周以上走ったタイヤで1分37秒台の周回を続けられたのは、ちょっと衝撃的だったんだ」
「だからとても良い感じだし、これはレースに向けてモチベーションになってくれる。特にヤマハ勢やスズキは明日はもっと接近してくるだろうからね」
「ただレースペースを1分37秒台から大きく短縮するのは難しいはずだ」
「僕らは1日目で既にユーズドタイヤで1分37秒台のラップが刻めているから、彼らはウチよりも改善する必要があるんだ」
「だから今日のペース面についてはとても満足しているよ」
第3戦ポルトガルGP終了後、エスパルガロはアプリリアが2021年シーズンに表彰台に挑戦できる年になると語るなど、その改善具合には自信を見せていた。
スペインGP初日の好調なペースは、表彰台挑戦を可能としているように感じたのだろうか? その点を尋ねると、エスパルガロは次のように答えた。
「今の良い部分はアプリリアそして僕がどこに行っても上手く機能しているように見える、という点だ」
「どこか特定のトラックでだけ、じゃないんだ」
「ともかく、こういう風に競争力があるのは僕らにとって初めてのことだ。それで別のサーキットへ行って、そこでも競争力があるのか疑問を抱くのは当然のことなんだよ」
「今日はFP1の1周目、2周目から凄く競争力があり、バイクがとても快適に感じられていた。特にレース用タイヤに関しては凄く良いラップタイムを維持できると感じられたんだ」
「だから全体的に満足している。このコースは少し滑りやすい。このあとラバーが載っていくことで状況は少し変わっていくかもしれない。でもじゃあ『表彰台は目指せないの?』と言われれば、そうじゃない。フィーリングは良いから、どうなるか見てみよう」
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