エスパルガロ兄、マルケスの衝撃ハイサイドに「あんなクラッシュ見たことがなかった」と恐怖
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、MotoGPインドネシアGPでマルク・マルケスと同じようなハイサイドを避けるため、リヤブレーキを効かないように調整していたという。
MotoGP第2戦インドネシアGPで、アプリリアのアレイシ・エスパルガロは”マルク・マルケス”スタイルのクラッシュを避けるため、リヤブレーキを無効化していたことを明かした。
マルケスは決勝日のウォームアップセッション終盤、マシンから投げ出されるビッグハイサイドを喫した。結果として脳震盪を起こしてしまい、レースも欠場となった。
当時、アレイシ・エスパルガロはマルケスの後方を走っていたが、このハイサイドが「本当に恐ろしかった」と彼は感じていたという。
インドネシアGPの2日目に、エスパルガロもマルケスのハイサイドに似たリヤエンドの“怖い“動きを経験している。そして、彼は同じようなリヤからの深刻な転倒を避けるために、リヤブレーキのスプリングを固くし、実質的には効かないようにしていたというのだ。
「彼の2秒後ろにいたんだけど、彼が”飛ぶ”のを見たよ」
エスパルガロはマルケスのハイサイドについて、DAZNにそう語った。
「本当に恐ろしかった。実際、アクセルを戻したしね。彼が地面に人形の様に横たわるのを見たんだ」
「ガレージに戻ってからは、チームとあんなクラッシュは人生で見たことがないと話をしていた」
「土曜には僕も同じ所で2回かなりの恐怖を味わった」
「それで、リヤブレーキのスプリングに(固くするよう)手を入れることに決めたんだ。(レバーを)踏んでも、実際には効かないようにね。つまり”ニセ”ブレーキだ。マルクのクラッシュを見た時、それを思い出した」
なおアレイシの弟でマルケスのチームメイトであるポル・エスパルガロは、今回のハイサイドについては、ミシュランの持ち込んだ“旧仕様“のタイヤが原因だと批判している。
「この週末中、ミシュランについて不満をこぼしていたけど、それは不満を言うのが好きで言っているわけじゃない」
「レースを通じてフロントタイヤの深刻な消耗に直面していたんだ」
「フロントタイヤの消耗が激しすぎたし、リヤタイヤはコーナーで他のライダーもみんなずっとロックしていたから、レースを完走するのも不可能だった」
「だから不満を言っているのは、本当に問題があると感じているからだ。テストでは速くて安全だったのに、結局は遅くなってしまった」
「今日、マルクが大きな怪我をしなかったのは幸運だったと思う。もし彼が怪我を負っていたとしたら、それは外部のパートナーが今週末した”悪い選択”の結果だよ」
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