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マルケス、激闘後のサマーブレイクにホッと一息。「2年間休み無しだった……まずは休まないと」

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2021年シーズンのサマーブレイクが、休み無しで突き進んできた自分にとって重要なものになると語った。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2021年のMotoGP第3戦ポルトガルGPで、昨年の右腕骨折から約9ヵ月ぶりの現場復帰を果たした。

 ただ復帰以降も完全な体調とはいかず、抗生物質の服用も継続。また右腕骨折により右肩の筋力にも影響が出てしまっていた。そのためスペインGP後には再び休養に入ることも検討していた程だ。

 最終的にレースへ出続けることを選んだマルケス。彼は右肩の影響がさほど出ないドイツGPで、復帰後初優勝を果たしてその才能に衰えがないことを証明した。

 第9戦オランダGPを終え、MotoGPは5週間と近年では比較的長いサマーブレイクに入った。マルケスはこのサマーブレイクが肉体と心を休める観点からも重要になるだろうと話している。

「今回のサマーブレイクは、僕にとって重要になるだろう」と、マルケスは語った。

「僕は休暇を必要としていた。肉体的にも、精神的にもね。どちらかといえば精神的にだと思う。この2年間、僕は休み無く過ごしてきた。(2019年末に受けた)肩の手術に始まって、そこから立ち直ったと思うと、今度は腕の怪我だったんだ」

 マルケスは、骨折の回復にまる1年間を費やしてきたが、そのことを忘れ、普通の生活がまたできるのかという疑問を晴らし、心を整理するためにも、このサマーブレイクを利用したいと語った。

「サマーブレイク期間は、何でもできる時間がある。まず、少なくとも最初の1〜2週間は完全に休養することが必要だ。仕事はその後だね」

「腕については、予定ではもっとバイクに乗っていくつもりだ。オーストリア戦の前にはもっとバイクに乗って、フィジカル面でトレーニングを重ねることが目標だ」

 

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