MotoGPも“ファントークン”導入に動く? マクラーレンF1も提携のトルコ企業とパートナーシップ締結
MotoGPはトルコの暗号資産企業のBitci.comとパートナーシップを締結。今後3年間、MotoGPのクリプトテクノロジーパートナーとなる。

MotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツは7月上旬、トルコの暗号資産企業であるBitci.comとの間で、クリプトテクノロジーパートナーとして3年間の契約を結んだと発表した。
またBitci.comはMotoGP第11戦オーストリアGPのタイトルスポンサーにも就任。同グランプリは『Bitci Motorrad Grand Prix von Österreich』として開催され、今後3年間複数のトラックサイドにBitci.comの広告が設置されることになった。
Bitci.comは、ビットコインに代表されるブロックチェーン技術を用いた暗号資産の取引所を運営している企業だ。
2021年前半にはF1のマクラーレンともパートナーシップを締結。F1界で初めてファントークンの発行を行なうなど、モータースポーツの世界でも”ブロックチェーン”技術が広がりを見せつつある。
この“ファントークン”は近年サッカークラブを始めとしたスポーツ界で広がりを見せている新たな試みだ。
ファンがトークンと呼ばれる仮想通貨を購入してチームを応援。ブロックチェーン技術を用いて発行された“ファントークン”保有者にはチーム主催のイベントへの参加など、さまざまな特典を享受することができるようになっていることが多く、スポーツファンの間では人気が高まっている。発行は欧州のスポーツクラブを中心に始まり、2020年中頃にFCバルセロナのファントークンが即日完売となったことも記憶に新しい。
ドルナ・スポーツのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるマネル・アロヨは、今回のパートナーシップ締結に際して「Bitciとの新しい取り組みを楽しみにしている。ファンの皆さんにスポーツと関わる新しい方法を提供し、MotoGPコミュニティを拡大する素晴らしい新しい方法を作りたいと思っている」と、コメントするなど、MotoGPにおけるファントークンの導入を示唆している。
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