マシン改善に向けた第一歩。マルケス、テスト手応え「どこを改善すべきかははっきりしている」
マルク・マルケスはMotoGPのヘレステストで、2026年型のマシンで問題になっていたフロントエンドのフィーリング改善に集中した。
Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Burak Akbulut - Anadolu - Getty Images
MotoGP第4戦スペインGPの終了翌日、ヘレス・サーキットで公式テストが実施された。ドゥカティのマルク・マルケスはこのテストで、今季マシンの問題点の洗い出しと改善に注力した。
2025年にドゥカティファクトリーチームへ加入すると圧倒的な強さで王者となったマルク・マルケスだが、2026年はこれまでのところ昨年のような強さを示すことができていない。
マルケスに怪我の影響が残っていたことも要因としてあるが、ドゥカティの今季マシンはフロントエンドのフィーリングが掴みづらい弱みが強く出てしまっていたことも、序盤3戦でアプリリアに連勝を許してしまった要因のひとつだった。
スペインGP決勝を転倒リタイアで終えたマルケスは、精力的にテストで周回を重ね、新型のフロントカウルやスイングアームを試験。アプリリアに追いつくべく、改善作業に集中して取り組んだ。
その結果、一定の手応えを得られたとマルケスは語った。
「今日はエアロダイナミクスに1日のほとんどを費やして取り組みつつ、シャシーサイドの取り組みも進めてきた」
「いくつか変更を加えたけれど、興味深いモノがあった。フロントタイヤのフィーリングを取り戻そうとすることが重要だったんだ。今年は特にフロントで苦しんでいるからね」
「その点でいくつか前進があったし、エアロダイナミクスも僕のライディングスタイルではいくつかの領域で助けになってくれていた」
Bikes of Marc Marquez, Ducati Team
Photo by: German Garcia
マルケスはヘレステストで試した新パーツが近い将来に投入されることを期待している。
「ドゥカティは非常に懸命に取り組んでいる。このテストでは多くのパーツが用意されていたけど嬉しいことだ。忙しかったものの、興味深いテストだった」
「これからすべてのパーツを評価し、いつ導入するかを決める必要がある。3週間後にはバルセロナで次のテストがあるからね」
「テストパーツにはすぐに役立つものもあれば、そうでないものもある。良くなる所もあれば、そうでない部分もあるだろう。状況次第だ。ル・マン(フランスGP)も全く異なるサーキットで、天候も確実に違うはずだ」
またマルケスは、テスト後にドゥカティの全ライダーが同じ方向性のフィードバックを共有していた点にも手応えを感じている。これはドゥカティにとっても価値ある情報だ。
ドゥカティ陣営はスペインGPで今季初勝利を挙げたものの、開幕後のフライアウェイラウンド3戦を支配したアプリリアに対して、現時点でより競争力のあるパッケージを手にしているかは依然として不透明な状況だ。
「多くのことが理解できたと思う。特に新しい空力について見えてきたものがある」と、マルケスは語る。
「同時にシャシー面でも作業を進めてきたし、すべてのライダーがほぼ同じフィードバックを出している。ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/チームメイト)、アレックス(マルケス/グレシーニ)もそうだ」
「特に僕の意見は明確で、どこを改善すべきかははっきりしている。方向性そのものではなく、バイクのフィーリングについてだ。そして全員が同じコメントをしていると思う。そこはポジティブなことだ」
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