マルケス「ホンダは僕の”プランA”……だけど勝てるプロジェクトを常に求めている」マシン開発への圧力? それとも……
マルク・マルケスは2024年末までホンダとの契約を結んでいるが、移籍する可能性があるのではないかという憶測が広まっている。マルケスはホンダが常に”プランA”だと改めて主張しつつも、優先順位は「勝てるプロジェクト」だと語っている。
現在レプソル・ホンダからMotoGPに参戦しているマルク・マルケス。彼は噂となっている他メーカーへの移籍に関してホンダへの忠誠を誓いつつも、”勝てるプロジェクト”を求める姿勢を見せている。
ホンダとマルケスの契約は、コロナ禍が本格的なものとなる2020年開幕前に結ばれたモノが最新であり、これは2024年まで続く長期契約となっている。
ただ2020年にマルケスが負傷して以来、ホンダは低迷を続けている。マルケス本人も復帰と再手術による欠場を繰り返し、2023年にようやく全快に近い状態で新シーズンを迎えられたものの、肝心のホンダのマシンのパフォーマンスは芳しくない。そうした背景から、彼の移籍の可能性が語られるようになった。
マルケス本人はこれまでのところ、「僕の夢はまたホンダと勝つこと」と開幕前にも語っており、ホンダと一蓮托生の姿勢を見せてきた。
第6戦イタリアGPを前に、マルケスは早期契約破棄を行なう意向も無いと改めて語っている。ただ、気になるのは彼があくまでも“勝てる”プロジェクトが優先事項だと語っている点。この発言はマシン改善について、ホンダに圧力をかけているようにも取れる。
「僕はホンダと来年まで契約があるし、そこに完全に集中しているよ。ホンダが常に僕のプランAだ」と、マルケスは言う。
「でも同時に、僕は常に勝てるプロジェクトを求めている。カラーリングにかかわらずね」
「どんなライダーでも年月は過ぎて行く。僕はフィジカル面を最大限に戻すために4度の手術を受けて、今ではまたタイトルを争う準備ができている」
「その時が来たら、僕の優先事項はバイクになるだろう。それはいつものことだ。僕らは難しい時期を過ごしているけど、僕はホンダを信じている」
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