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ビニャーレス、コーチ頼んだロレンソと早くも関係冷え込む? 事実上協力は終了とのウワサも

マーベリック・ビニャーレスは、MotoGPチャンピオンのホルヘ・ロレンソをコーチに迎えてトレーニングを重ねてきたが、今ふたりの関係は冷え込んでいるようだ。

Maverick Vinales, Red Bull KTM Tech 3, speaks with Jorge Lorenzo

 テック3・KTMのマーベリック・ビニャーレスはMotoGPチャンピオンのホルヘ・ロレンソをコーチに迎え入れたものの、現在彼らの関係は当初よりも冷え込んでいるようだ。

 ビニャーレスは2026年シーズンに向けてロレンソをコーチとして迎え入れると、その後はオフシーズン期間中に猛トレーニングに励んできた。

 それだけ熱意を見せていたふたりだが、ロレンソは第2戦ブラジルGPに姿を見せず、さらにビニャーレスの熱意もプレシーズンよりも控えめなものとなっていることから、両者の関係が以前よりも活発ではなくなっていることがうかがえる。

 ビニャーレスは、この件についての取材に対しては、協力は主にプレシーズン期間の準備に集中していたと話した。

「彼はここには来ていないが、すべては続いている」と、ブラジルGPでビニャーレスは語った。

「ホルヘとの仕事は冬の準備として行なわれたもので、シーズン中はチームとガレージ内での作業が中心になる」

 ただブラジルGPでビニャーレスは最下位。苦しいレースとなっている中、再びロレンソとの協力について問われると、今度はより冷淡な態度を見せた。

「正直なところ、何が言われているかは気にしていない」と彼は語り、リザルトシートを指しながら「もっと深刻な問題に対処しなければならない」と付け加えた。

Jorge Lorenzo and  Pit Beirer, director of KTM motorsport

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Photo by: Hazrin Yeob Men Shah / Icon Sportswire via Getty Images

 またビニャーレスは、ロレンソ不在の背景にロジスティクスや費用面の事情がある可能性も示唆した。遠征レースでは帯同人数に制限があり、コストも高いことは確かだ。

「チームにはこうした遠征に帯同できる人数の枠があるし、費用もかかる」と説明し、テック3がロレンソの渡航費を負担していないことを示唆した。ロレンソは今週末のアメリカズGPにも帯同しない見込みだ。

 ロレンソは最近、ドバイからスイスへ拠点を移しており、中東情勢の緊張によりタイで足止めされていた時期もあった。2026年はスペインの放送局DAZNで解説者として活動を続ける予定であり、パドックで再び彼が見られるのはヘレスでのスペインGPとなりそうだ。

■初期の期待と現実のギャップ

 ロレンソはシーズン開幕前、ビニャーレスの潜在能力を高く評価し、KTMの有望株であるペドロ・アコスタよりも優れている可能性すら示唆していた

 その自信の表れか、アコスタのマネージャーであるアルバート・バレラと、各GPでビニャーレスがアコスタを上回るかどうかの賭けまでしていたとされる。しかし開幕戦タイでは、ビニャーレスはアコスタに大きく後れを取り、この賭けはまだ一度もロレンソに有利に働いていない。

 開幕戦で16位(アコスタから30秒以上遅れ)という結果はロレンソにとっても予想外であり、両者の協力関係に対する当初の楽観論を弱める要因となった。

 現時点で正式な決別は発表されていないものの、パドック関係者の間では、すでに協力関係は事実上終了しているとの見方が広がっている。

 さらに状況を複雑にしているのが、ビニャーレスの将来に関する不透明さだ。

 KTMは当初、2027年に彼をファクトリーチームへ昇格させ、アレックス・マルケスとコンビを組ませる可能性を検討していた。

 しかしシーズン序盤の苦戦を受けて、その計画は一時保留となっていると見られる。KTMは決断を下す前にさらなる時間を求めており、これによりビニャーレスは将来の契約においてより不確実な立場に置かれる可能性が高まっている。

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