ミラー、フランスGPのスプリント・決勝ダブルリタイアを悔やむ「良い1日にできたはずなのに…!」
KTMのジャック・ミラーはMotoGPフランスGPのスプリント、決勝と連続で転倒してしまった。彼としても、好調だっただけに結果に繋げられなかったことを悔やんでいる様子だ。
写真:: Marc Fleury
MotoGP第5戦フランスGPで、ジャック・ミラー(KTM)はスプリントと決勝の両レースで転倒。ポイントをしっかりと獲得できるチャンスがあっただけに、彼としても悔しい結果だという。
ミラーは予選で2列目4番手と上位のグリッドを確保。第4戦スペインGPでの表彰台獲得の勢いのまま、スプリントレースへと進んでいた。しかしミラーはスプリントレースで転倒しリタイアすると、翌日の決勝でも転倒してしまった。
特に決勝では一時はトップを走る活躍を見せてトップ6を争っていたものの、残り4周の終盤にクラッシュし、ノーポイントでレースを終えることになった。
ポイントを積み増すチャンスだったところを0ポイントで終えたことに、ミラーは「自分に腹が立つ」と語った。
「週末に僕がミスをしてしまったことだけがもったいなかった」
フランスGPを振り返って、ミラーはそう語った。
「チームの皆に謝ったよ。ムジェロ(イタリアGP)ではもっと上手くやっていくつもりだ」
「僕らは今45ポイント(首位から)離されているけど、遠すぎるという程じゃない」
「でもペッコ(フランチェスコ・バニャイヤの愛称)が0ポイントで、他の奴らもポイントを獲れていないところだったから、その面で言えば良い1日にできる可能性があったんだ。でも、何も持ち帰ることができなかった」
「だから自分自身に腹が立っている」
Jack Miller, Red Bull KTM Factory Racing
Photo by: Marc Fleury
ミラーはスプリントレースでのクラッシュはフロントに履いたミディアムタイヤに十分な自信を持てていなかったことが要因だと説明している。そして、決勝での転倒はシケイン出口で縁石を使いすぎたことが理由だと語った。
「望んでいたような週末じゃなかったけど、それが実際のところだ」
「本当にハードにトライしたし、何周かはレースをリードして自分のペースで走っていた」
「リヤタイヤの左サイドにあまり良い感触がなかったんだ。ケアしつつやっていこうと努めていたんだ。特に終盤はね。ペースを維持しようとしていたけど、ベッツェッキ(マルコ・ベッツェッキ/VR46)に抜かれたとき、彼は明らかに僕よりも速かった。文字通り逃げていったよ」
「スピンがかなり発生していて、とても快適とは言えなかった。残り7周からはプッシュし始めた。そしてベストラップを記録したばっかりだったのに、バカなことにターン4の縁石にのせすぎて終わってしまったんだ」
「ちょっとアグレッシブに曲げようとしすぎていた。縁石をカットしすぎてしまったら、もうだめだった。できることはなかったよ」
「バイクにしがみつこうともしたんだけど、結局跳ね飛ばされてしまった」
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