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「何もかも上手くいかない日だった」ミル&スズキ、ハードタイヤに苦戦し予選今季ワースト

スズキのジョアン・ミルはMotoGP第8戦ドイツGP予選で17番手と大苦戦を喫した。彼はその原因についてブレーキのフィーリングとハードタイヤの使用を挙げている。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第8戦ドイツGPでは、スズキのジョアン・ミルが苦戦を強いられている。彼はその原因についてハードタイヤを使用していること、そしてブレーキングで苦戦していることだと話す。

 ミルは初日のフリー走行から苦戦しており、予選組分けではQ1からのスタートになってしまった。そして予選Q1を突破できず17番手と、今シーズンワーストの予選結果となってしまった。

 彼はザクセンリンクの最終2コーナーにおいて、ブレーキングで苦戦していると説明する。そして高温のためにフロントタイヤにハードを使用しなければならないことで、GSX-RRの“流れ”が止められてしまっていると語った。

「正直、凄く奇妙だったんだ。気温はとても高くなっていたけど、僕らはレースでハードタイヤを使ったことがなかった」と、ミルは言う。

「スズキは通常ならミディアムタイヤが上手く機能していてるけど、今回はハードタイヤをフロントに使っている。僕としてはこの組み合わせは正しくはないと思っている。スズキのバイクはスムーズであることが必要で、フロントに硬いタイヤを履く必要があるとスムーズに進まないんだ」

「これはタイヤのせいじゃない。バイクのセッティングの話だ」

「初日からはかなり改善を遂げられた。約1秒近く改善しているんだ。タイムは1分21秒台だったけどね」

「つまり改善の余地はまだまだあるということだ。ただもちろん改善するのは簡単じゃない。予想していたようなザクセンリンクでの走りにはなっていないからね」

 なおミルは予選Q1では黄旗によってラップタイム更新のチャンスを失ってしまっているが、上手くいかない1日だったと語っている。

「正直、今日は何もかも上手くいかなかった。黄旗の問題もあったしね」

「キャンセルされた2ラップについては、ひとつは2番手に近いものだった。そしてもう1周アタックを始めた時に、またしても黄旗が出てしまった」

「(黄旗のせいで)ラップタイムを出すのも難しくなるけど、(転倒した)誰かがコースに残っているのは問題だと理解できる。今日は僕らの日じゃなかったんだ」

 

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