モルビデリ、2024年ヤマハ残留なるか? 「信頼が増している」と本人は不安無しを強調
2024年以降のヤマハとの契約について疑問視されているフランコ・モルビデリだが、彼は今もチームから信頼が得られていると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハからMotoGPに参戦中のフランコ・モルビデリには、2024年以降もチームに残留できるのか疑問視する声も挙がっている。しかしモルビデリ本人は、今もヤマハから大きなサポートがあり、信頼を感じているという。
モルビデリは2021年シーズンの後半戦からヤマハファクトリーへ加入。ただ、2020年に3勝を挙げたものの、それ以降は苦戦が続いてしまっている。
2022年のベストリザルトは7位で獲得ポイントも42点と、ファクトリーチームのライダーとしては物足りない成績となっている。2023年シーズンはそこから成績をなんとか上向かせ、アルゼンチンGPでは4位を記録。チームメイトのファビオ・クアルタラロとは9ポイント差と、昨年よりは迫ることができている。
ただ今シーズン開幕直後から、2024年以降もモルビデリがチームに残留することについて、疑問視する声も上がっている。噂では現プラマックのホルヘ・マルティンが、後任としてヤマハに加入するのではないかとも言われている。ヤマハのリン・ジャービス代表も4月末の段階で、モルビデリが残留するためには、サマーブレイクまでに確かな結果を残す必要があると述べていて、予断を許さない状況にあることを裏付けることになった。
第5戦フランスGPの際にモルビデリがmotorsport.comの取材に応じ、この件について口を開いた。そして彼は、今もヤマハからのサポートを感じていると語っている。
「日本人スタッフやチームのメンバーと話すと、特に昨シーズン後半から今年の序盤にかけて、信頼が増していると感じている」
「でも同時に、僕は前進し続け、プッシュし続ける必要がある。MotoGPを生き残るのはとても難しいからね。ものすごく努力する必要があるんだ。だから僕も頑張らなくちゃいけない」
Franco Morbidelli, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
さらにモルビデリは、自身の将来について”パニック”に陥っているわけではなく、MotoGPでの将来についても、あまり疑問は抱いていないと語った。
周囲が過去の好成績を忘れていると思うかと訊かれた際、彼は「全然そんなことはない」と答える。
「もし僕が昨シーズン序盤のようなパフォーマンスを続けていたなら、それはそうだろう。間違いなくパニックになって、どうしようか考えていたと思うよ」
「でも今は、自分に自信があるんだ。昨年の逆境のおかげで、僕はより優れたアスリート、プロフェッショナルとして成長したんだ。僕としても望むことだったし、自分を強くし、自分のバイクで最高の結果を出す男でありたい」
「今年はそうなれているようだし、そこは良いことだ。自信を無くして自分の将来について不安を感じることもない。状況が難しいことは分かる。この状況でライバル達と向き合っていくには、どれだけ集中して、良い状態でいる必要があるかも分かっている」
「自分の将来に確信が持てなくなるまでは、常に多少の疑問を抱くものだ。でも、それほどのものじゃないよ」
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