ロッシは最後の最後まで師匠だった? モルビデリ「アタックできないほど速く、信じられないライディングだった」

ヤマハのフランコ・モルビデリはMotoGP第18戦バレンシアGP決勝で、師匠のバレンティーノ・ロッシが追い抜けない速さを発揮していたと語っている。

ロッシは最後の最後まで師匠だった? モルビデリ「アタックできないほど速く、信じられないライディングだった」

 リカルド・トルモ・サーキットで開催されたMotoGP第18戦バレンシアGP。バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)の引退レースとなったこのレースだが、そのロッシとレースでポジションを争ったフランコ・モルビデリ(ヤマハ)はアタックできないほど速かったと語っている。

 モルビデリはレース後半、10番手を走っていた師匠のロッシを追っていた。しかし引退レースのロッシが“信じられないライディング“をしており、アタックすることができなかったという。

「レースを通して、彼の後ろで走ることができたのは素晴らしい幸運だった」と、レース後にモルビデリは語った。

「実際のところ、レース前にはできるだけロッシからは離れていたいと思っていたんだ」

「(ロッシと)何事も起こしたくはないと思っていたんだ。でもある時点で彼のすぐ後ろについてからは、『よし、プッシュして、彼にオーバーテイクするなり、トライしてみよう』と思ったんだ」

「だけど彼は凄く速くて、アタックも仕掛けられなかった。レースを通じて彼の後ろにとどまらなくちゃいけなかった」

「彼の最後のMotoGPでのラップを、本当に特別なポジションから楽しむことができて、僕は本当にラッキーだったと思う」

「彼のライディングは素晴らしく、信じられないほどのものだった」

「ラスト数周ではペースも上げていた。MotoGPでの最後の瞬間を楽しんで、感謝していたのが分かったよ」

 モルビデリはロッシのキャリア最終レースについてそう語った。

 一方でモルビデリは自身の2021年シーズンについて、2年型落ちのモデルをベースとしたマシンでの苦しい戦いや、膝の故障による5レース欠場など、ランキング2位となった2020年のような順風満帆な年とはならず、「クレイジーなシーズン」だったと認めている。

 ただそれでも最終戦は11位でフィニッシュ。負傷した膝の手術から復帰した後は、なかなか速さを見せられていなかったモルビデリだが、調子を上げつつシーズンを締めくくることができた。そのためモルビデリも、ヤマハのファクトリーライダーとして戦う2022年シーズンに向け、自信を持てているという。

「いやぁ、クレイジーなシーズンだった。浮き沈みも多かったよ……いや、沈みのほうが多かったかな」と、モルビデリは語る。

「だけどこの最終戦の終わり方があったから、良いところもあったという気持ちで、来年に向けて自信を持ってシーズンを終えることができた」

「だから今は、ヘレステストで来年に向けて何が必要なのかを理解することが大事になる」

「ヘレスは右回りのコースで、僕にとっては良いコースだ。それからこの冬の間で、膝の調子も良くしていって、来年に向けて上手く準備を整えたい」

 
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