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中上貴晶、2021最終戦は転倒リタイアの苦しい結果「今年は最後まで納得のいく結果を残せず申し訳無い」

LCRホンダの中上貴晶はMotoGP第18戦バレンシアGPを転倒リタイアで終了。苦しい戦いが続いた2021年シーズンには悔しさを見せた。

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 リカルド・トルモ・サーキットで開催されたMotoGP第18戦バレンシアGP。その決勝レースで、中上貴晶(LCRホンダ)は序盤に転倒を喫し、リタイアという結果に終わった。

 中上はバレンシアGP初日から比較的好調な走りを見せて、予選では9番手を確保。しかし決勝ではスタートで出遅れてポジションを落としてのレースとなった。

 そしてバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)の後方11番手で走行していたレース5周目、中上はターン6で転倒を喫してしまい、レースに復帰できずリタイアで終えることとなった。

 2021年シーズン最終戦を不完全燃焼な形で終えることになった中上。獲得ポイントは76点で、シーズンをランキング15位で終えた。昨年はポールポジションを獲得するなど随所で速さを見せてきた中上だったが、2021年は一転して苦しいシーズンとなってしまった。

 なお中上は2年契約を結んでおり、来シーズンもLCRホンダから継続参戦することになる。

■LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶

「残念ながら転倒してしまいました。今年は最後まで納得のいく結果を残せず、チームとスポンサーには本当に申し訳ない気持ちです」

「最終戦バレンシアはフリー走行、予選と順調でしたが、決勝レースは転倒してしまいました。でもスピードには満足しています。来週末には2022年へ向けたテストがヘレスで始まります。来季に向けてHondaのマシンを開発していくのがとても楽しみです」

「今大会はバレンティーノ(ロッシ)の引退レースでした。彼のキャリアにおめでとうと言いたいです。そして将来の幸運を願っています」

 
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