MotoGPテルエルFP1:やっぱり覚醒? アレックス・マルケスが首位。中上2番手
MotoGP第12戦テルエルGPのフリー走行1回目が行なわれ、アレックス・マルケスがトップタイムをマーク。中上貴晶は2番手タイムとなった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
第11戦に引き続き、モーターランド・アラゴンでの開催となるテルエルGP。そのフリー走行1回目が行なわれ、レプソル・ホンダのアレックス・マルケスがトップタイムをマークした。
前戦アラゴンGPで低温のコンディションに悩まされたことから、テルエルGPではFP1からセッション開始時間を後ろ倒し。天候自体もより暖かいものとなったため、FP1開始時には気温18℃、路面温度19℃と1週間前よりも良好なコンディションでセッションが始まった。
セッション序盤10分が経過した段階でのトップタイムはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。1分49秒176をマークした。その後アレックス・マルケスが1分48秒953でそれを更新した。
残り時間27分頃には中上貴晶(LCRホンダ)が1分48秒622を記録しトップへと浮上。来季、LCRホンダでチームメイトとなる中上とアレックス・マルケスが並んだ格好だ。
タイトル争いの主役のひとり、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は中盤を過ぎてもタイムシート上位には顔を出さずおとなしい走りが続いた。
同一サーキットでの連戦ということで、FP1から連続周回で安定したタイムを刻むライダーも多い状況。ロングラン中心でセッションが進んでいった。
アレックス・マルケスやビニャーレス、ジョアン・ミル(スズキ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)なども安定して1分49秒前半や48秒台で連続周回。彼らはアラゴンGP決勝の優勝ペースに近いものを記録していた。この際、中上も彼らのように連続周回でペースを確認していた。
セッション残り10分を切っても、なかなか普段のようなタイムアタックは行なわれない状態のまま時間が進んでいった。
残り3分半、カル・クラッチロー(LCRホンダ)がマシンをコース外へ出すと、そのままスクーターでピットへ戻った。どうやらマシントラブルだった様子だ。
アレックス・マルケスが残り2分になってアタック。1分48秒184をマークしトップタイムを更新。連続でアタックに向かい最速ペースを記録する走りを見せたが、最終コーナーでフロントタイヤのグリップを失ってクラッシュを喫してしまった。本人に怪我はなく無事だ。
結局他の大半のライダーはアタックを行なわないままFP1が終了。アレックス・マルケスがトップタイムとなった。2番手は中上、3番手はミルだ。またマルク・マルケスの代役として参戦しているステファン・ブラドル(レプソル・ホンダ)が4番手に続いている。
前戦ウイナーのアレックス・リンス(スズキ)は12番手。ポイントランキング2番手のクアルタラロは17番手タイムだ。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | アレックス マルケス | 18 | 1'48.184 | 168.978 | ||
2 | 中上 貴晶 | 21 | 1'48.622 | 0.438 | 0.438 | 168.297 |
3 | ジョアン ミル | 20 | 1'48.993 | 0.809 | 0.371 | 167.724 |
4 | Stefan Bradl | 19 | 1'49.003 | 0.819 | 0.010 | 167.709 |
5 | フランコ モルビデリ | 21 | 1'49.100 | 0.916 | 0.097 | 167.560 |
フルリザルトを見る |
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments