MotoGPカタールFP3:灼熱コンディションで各車タイム更新ならず。中上貴晶は予選Q2直接進出逃す
2021年のMotoGP開幕戦カタールGPフリー走行3回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリだった。

ロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれているMotoGPの開幕戦カタールGP。そのフリー走行3回目が行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリがトップタイムをマークした。タイムは1分54秒676だった。
FP3は気温37℃、路面温度50℃のコンディションでスタート。タイヤには非常に厳しい状況となった。そのためここまでのフリー走行での総合タイムを更新するライダーは現れず、予選Q2へ直接進出を決めたのはFP2の上位10名ということになった。
セッション2番手タイムをマークしたのはアプリリアのアレイシ・エスパルガロ。初日に引き続きタイムシート上位を維持した。ただ彼はセッション終了直前にターン6で転倒を喫してしまった。
なおドゥカティのジャック・ミラーは2日連続で転倒を経験した。セッション序盤5分にターン6でクラッシュすると、ミラーはピットへ帰還。それ以降はピットに留まったままだった。
3番手にはルーキーのルカ・マリーニ(エスポンソラマ)が続いている。ただ彼も例に漏れず初日のタイムを更新できていない。
LCRホンダの中上貴晶は1分55秒085の7番手。初日はフロントブレーキにトラブルが発生したこともあり、Q2進出圏内には食い込めていなかったため、予選はQ1からのスタートとなった。
予選Q2へ直接進出できるフリー走行総合順位トップ10は、ミラー、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(プラマック)、アレックス・リンス(スズキ)、ビニャーレス、モルビデリ、アレイシ・エスパルガロ、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)という並びとなっている。昨年王者のジョアン・ミル(スズキ)も、Q1からの登場ということになる。
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順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | | 17 | 1'54.676 | 168.893 | ||
2 | | 9 | 1'54.841 | 0.165 | 0.165 | 168.650 |
3 | | 16 | 1'54.855 | 0.179 | 0.014 | 168.630 |
4 | | 16 | 1'54.914 | 0.238 | 0.059 | 168.543 |
5 | | 15 | 1'55.070 | 0.394 | 0.156 | 168.314 |
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