MotoGPスペイン決勝:ジャック・ミラー、5年ぶり勝利に涙。中上追い上げ自己ベストタイ4位

MotoGP第4戦スペインGPの決勝レースが行なわれた。優勝はドゥカティのジャック・ミラーで、2016年以来5年ぶりの勝利となった。LCRホンダの中上貴晶も自己ベストタイの4位フィニッシュを果たした。

MotoGPスペイン決勝:ジャック・ミラー、5年ぶり勝利に涙。中上追い上げ自己ベストタイ4位

 2021年のMotoGP第4戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキットで行なわれた。優勝はドゥカティのジャック・ミラーだった。

 スタートではジャック・ミラーが抜群の加速で一気に先頭を奪取。フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、そしてPPスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が続いた。

 先頭集団ではクアルタラロがポジションを上げていき、4周目には2番手に浮上。逃げつつあったミラーを素早く捕まえて、そのままプレシャーをかけ始めた。そして4周目の最終コーナーでクアルタラロはミラーをパス。先頭に躍り出た。

 クアルタラロは先頭に立った後は2番手以下を引き離そうとしていく。ただミラーもそこに必死に食らいついており、その差が一気に開くことはなく、1秒以下の差が保たれていた。しかしその拮抗した状態も10周する頃には崩れはじめ、ふたりの差は1秒以上に広がっていった。

 潮目が変わったのは14周目。クアルタラロは1分39秒台と一気にペースを落としてしまい、ミラーがものの一瞬で真後ろに接近。16周目のホームストレートで並びかけられると、ターン1でオーバーテイクを許してしまった。

 クアルタラロはミラーを追いかけるだけの余力が無いようで、その差は一気に拡大。既にディフェンスも難しい状態であり、次々と後続のライダーに追い抜きを許すと、残り5周で10番手にまで後退してしまった。

 先頭を行くミラーは完全に独走状態。最終盤には多少の追い上げこそ許したものの、それでも最後はバニャイヤを突き放してトップチェッカー。ドゥカティのファクトリーチームでの初優勝、キャリア2勝目を挙げた。なおミラーの優勝は2016年の雨となったオランダGP以来、実に5年ぶりのことで、彼はパルクフェルメで目に涙を湛えていた。

 2位は終盤にかけて追い上げを見せたバニャイヤ、3位にはモルビデリが並んだ。

 中上貴晶(LCRホンダ)はスタートから1周目にかけてポジションを落としたが、安定したペースで追い上げていくと、4番手にまで浮上。ラスト3周ほどで、3番手のモルビデリとの差を一気に縮めていったが、0.6秒及ばず4位でチェッカー。とはいえ自己ベストタイの結果となった。

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 一時はトップ独走の勝ちパターンに入ったかと思われたクアルタラロは、最終的に13位でフィニッシュ。ポイントを持ち帰ることには辛うじて成功した。

 スペインGPを通じて好調を示していたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は6位でフィニッシュ。表彰台争いにも絡んでいくなど、今季のパフォーマンス向上を存分に示したレースとなった。

 復帰2戦目のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は9位。チームメイトのポル・エスパルガロを10位に従え、今回もシングルフィニッシュを記録した。

 

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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Australia ジャック ミラー 25 -       25
2 Italy フランチェスコ バニャイヤ 25 1.912 1.912 1.912   20
3 Italy フランコ モルビデリ 25 2.516 2.516 0.604   16
4 Japan 中上 貴晶 25 3.206 3.206 0.690   13
5 Spain ジョアン ミル 25 4.256 4.256 1.050   11
6 Spain アレイシ エスパルガロ 25 5.164 5.164 0.908   10
7 Spain マーベリック ビニャーレス 25 5.651 5.651 0.487   9
8 France ヨハン ザルコ 25 7.161 7.161 1.510   8
9 Spain マルク マルケス 25 10.494 10.494 3.333   7
10 Spain ポル エスパルガロ 25 11.776 11.776 1.282   6

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