MotoGPカタルニア決勝:オリベイラ&KTM今季初優勝をゲット! PPクアルタラロは罰則受け4位
MotoGP第7戦カタルニアGPの決勝レースが行なわれた。優勝したのはKTMのミゲル・オリベイラで、今季初優勝だった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦カタルニアGPの決勝レースが行なわれ、KTMのミゲル・オリベイラが今季初優勝を手にした。
全24周の決勝レースは気温25℃、路面温度39℃のコンディションでスタート。ポールポジションのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がまずまずの蹴り出しを見せたが、ジャック・ミラー(ドゥカティ)とオリベイラに先行を許してしまった。
1周目を終えてホームストレートへ戻ってくると、オリベイラがミラーを交わして先頭が交代。一方でクアルタラロはポジションを取り返そうと攻めた結果、逆にポジションを5番手にまで下げてしまった。
レースはオリベイラが先頭で進んでいき、それをミラー、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ジョアン・ミル(スズキ)、クアルタラロらが追う展開となった。
オリベイラは一度先頭に立った後はペースが良く、後続を徐々に引き離していく。6周を終える頃には既に2番手との差は1秒にまで開いていた。
逃げるオリベイラを追うのは、ポジションを盛り返してきたクアルタラロとミル。7周目にはクアルタラロがミルを抜いて2番手に浮上し、ミルとミラーを含む2番手集団を先導する形となった。
2番手に立ったクアルタラロは前を行くオリベイラとのギャップを削り取り始めた。そしてレース折り返しとなる12周目には完全にオリベイラをキャッチ。ターン5でインを突いてトップに浮上した。
ただ突き放すまでには至らず、14周目には再びオリベイラが先頭に。クアルタラロは反撃せず、付かず離れずの距離を追走していたが、徐々にオリベイラに再び差を付けられてしまい残り3周で1秒差となった。
そしてクアルタラロは残り3周のホームストレートで、後方から追い上げてきていたヨハン・ザルコ(プラマック)によるオーバテイクを許し3番手に後退した。
そのザルコは、首位を行くオリベイラとの差も詰める走りを見せたが、これは届かず。オリベイラがトップチェッカーを受け今季初優勝を果たした。
2位はザルコ、3番手はクアルタラロという結果だ。なおクアルタラロにはレース終盤にコーナーをショートカットしたとして3秒のタイム加算ペナルティが科されることが通達された。
結果として3位にはミラーが繰り上がり、クアルタラロは4位というリザルトになった。チャンピオンシップ争いでは、クアルタラロがペナルティを受けたこともあり、首位のクアルタラロと2番手ザルコの差が17ポイントという形となった。
また日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、レース中盤にロングラップペナルティが科されてしまった。これが響き13位フィニッシュに留まった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ミゲル オリベイラ | 24 | - | 25 | |||
2 | ヨハン ザルコ | 24 | 0.175 | 0.175 | 0.175 | 20 | |
3 | ジャック ミラー | 24 | 1.990 | 1.990 | 1.815 | 16 | |
4 | ファビオ クアルタラロ | 24 | 4.815 | 4.815 | 2.825 | 13 | |
5 | ジョアン ミル | 24 | 5.325 | 5.325 | 0.510 | 11 | |
6 | マーベリック ビニャーレス | 24 | 6.281 | 6.281 | 0.956 | 10 | |
7 | フランチェスコ バニャイヤ | 24 | 8.175 | 8.175 | 1.894 | 9 | |
8 | ブラッド ビンダー | 24 | 8.378 | 8.378 | 0.203 | 8 | |
9 | フランコ モルビデリ | 24 | 15.652 | 15.652 | 7.274 | 7 | |
10 | エネア バスティアニーニ | 24 | 19.297 | 19.297 | 3.645 | 6 | |
フルリザルトを見る |
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