登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
フリー走行レポート

MotoGPアンダルシアFP3:レコード更新続々! ビニャーレスがトップ、中上4番手でQ2へ

MotoGP第3戦アンダルシアGPのフリー走行3回目が行なわれ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがトップタイムを記録。中上貴晶も4番手タイムをマークし、予選Q2に直接進出した。

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第3戦アンダルシアGPは、2日目も好天に恵まれた。そんな中フリー走行3回目が行なわれ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスがトップタイムを記録した。

 負傷を押して走行に向かうマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)や、好調なヤマハ勢と中上貴晶(LCRホンダ)といったライダーに注目が集まるなか、セッションが開始された。

 マルケスはピットボックスへと姿を表すと、手首や右腕の動きなどを再度確認。表情には痛みがある様子などは見られなかったが、彼にとっては大いにリスクある挑戦と言えるだろう。なお彼が予選に駒を進めるためには、FP3かFP4のいずれかで総合トップタイムから107%以内に入らなければならない。

 なお同じくスペインGPで骨折の怪我を負ったアレックス・リンス(スズキ)は、ツナギを着用せずにピットで待機。午後に向けて走行は見合わせたとチームは明かしている。

 マルケスはセッションが始まるとすぐにコースイン。ゆったりとしたペースで”身体”のチェックへと向かった。

 コース上では初日から好調な走りを示していたポル・エスパルガロ(KTM)が攻めた走りを見せており、1分37秒250で総合3番手に食い込んだ。なお総合トップと2番手はヤマハのマーベリック・ビニャーレス、バレンティーノ・ロッシのふたりだ。

 予選組分けを決する関係上、各ライダーが前日よりも攻めた走りを見せる中、FP2でトップタイムを記録していた中上が1分37秒235をマーク。総合3番手が入れ替わった。

 コース上で周回を重ねるマルケスはワイドに膨らむシーンなどは見られつつも、10分ほどの走行で1分38秒246を記録してピットへと戻った。

 セッション中盤にはプラマックのフランチェスコ・バニャイヤが一気にタイムアップ。1分36秒847とレコードラップに迫る速さでトップタイムに躍り出た。また再びコースインしたマルケスは徐々にタイムを縮め、右腕骨折の手術からわずか4日しか経っていないにも関わらず、1分37秒882をマークして16番手にまでポジション上げた。

 初日走行では目立ったタイムを記録していなかったファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)も残り20分となるとアタックを開始。1分36秒643と、コースレコードを更新するタイムでトップにつけた。

 また中上も再びアタックを敢行すると1分36秒842と好タイムをマーク。2番手に食い込んだ。

 残り時間が15分を切り終盤に入ると、ビニャーレスがアタック。1分36秒763をマークし2番手でクアルタラロに続いた。

 前戦から転倒の多発しているターン2では、ルーキーのイケル・レクオナ(テック3・KTM)がクラッシュ。タイヤバリア際で危うくマシンと衝突しかけたが、なんとか免れると、自力で歩いてコースを後にした。

 最終盤のセッション残り5分、それまで下位に沈んでいたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が新品のソフトタイヤでアタック……自己ベストを更新したものの、11番手とQ2圏内に手が届かなかった。

 ドヴィツィオーゾは連続アタックでなんとか一時は10番手に割り込むが、周囲のタイムアップに飲まれ、14番手にまでポジションを落としてしまった。

 上位陣ではビニャーレスがラスト2分で最後のアタック。1分36秒584とクアルタラロの記録したレコードを更に更新するタイムを叩き出し、トップタイムとした。

 そしてFP3セッションが終了。ビニャーレスがファクトリーチームの意地を示すトップタイムで締めくくった。2番手にはクアルタラロ、3番手には終盤にタイムを縮めたジャック・ミラー(プラマック)が続いた。

 FP2から好調の続く中上は最終的に4番手タイム。直接Q2進出を決め、ホンダのエースであるマルケスや、チームメイトのクラッチローが怪我に苦しむ中、ひとり気を吐く結果を持ち帰った。

 またKTMも好調ぶりを示しており、ルーキーのブラッド・ビンダーが7番手で陣営トップに。チームには拍手で迎えられた。

 一方不調に終わったのはドヴィツィオーゾ。14番手とQ2進出に食い込むことができずにドゥカティ勢の中でも下位に沈んでしまった。

 なおマルケスは最終的に1分37秒882で20番手タイム。107%ルールは問題とならないタイムをマークしている。

 

Read Also:

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Spain マーベリック ビニャーレス 20 1'36.584     164.859
2 France ファビオ クアルタラロ 20 1'36.643 0.059 0.059 164.758
3 Australia ジャック ミラー 17 1'36.710 0.126 0.067 164.644
4 Japan 中上 貴晶 20 1'36.842 0.258 0.132 164.420
5 Italy フランチェスコ バニャイヤ 16 1'36.847 0.263 0.005 164.411
6 Italy ダニーロ ペトルッチ 20 1'36.937 0.353 0.090 164.259
7 South Africa ブラッド ビンダー 20 1'36.938 0.354 0.001 164.257
8 Italy バレンティーノ ロッシ 21 1'36.988 0.404 0.050 164.172
9 Spain ポル エスパルガロ 16 1'36.995 0.411 0.007 164.161
10 Spain ジョアン ミル 20 1'37.053 0.469 0.058 164.062

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 KTMが今季のサプライズに? エスパルガロ弟「“何か凄いモノ”を狙える」
次の記事 マルク・マルケス、MotoGPアンダルシアGP決勝への出走を断念

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本