中上貴晶、初日14番手と苦戦の原因はブレーキ。「スポンジみたいな感触で不安定だった」
LCRホンダの中上貴晶は2021年MotoGP開幕戦カタールGP初日を総合14番手タイムで終えた。彼はFP2でフロントブレーキに問題があったと説明している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕を迎えた2021年のMotoGP。MotoGPクラスへ参戦するただひとりの日本人ライダーである中上貴晶(LCRホンダ)は難しい滑り出しとなった。
中上はフリー走行1回目では1分55秒754で12番手、フリー走行2回目は1分54秒199で14番手タイムとなった。予選Q2への直接進出となる10番手以内に食い込めておらず、チームメイトのアレックス・マルケスや、今季レプソル・ホンダへ加入したポル・エスパルガロに先行されている状況だ。
彼はFP2ではフロントブレーキに終始問題を抱えていたことで苦戦してしまったと説明している。
「今日は少し苦戦しました。重要なFP2で、最初から最後までフロントブレーキに問題がありました」と、中上はプレスリリースにコメントを寄せた。
取材に答えた中上はその詳細を説明しており、“不安定”な状況だったと語っている。
「序盤からフロントブレーキに問題がありました。ブレーキが効き始めたと思うとスポンジのようなフィーリングで、ブレーキレバーがグリップにくっつきそうになって、本当に(バイクが)不安定でした」
「それから何が起こっているのかわかりませんが、最後に出走した際には全く反対で、固いフィーリングだったんです」
そうしたトラブルはセッション中に解決ができなかったようで、中上は2日目こそ改善していい走りをしたいと語った。
「セッション中に部品を交換して直そうとしましたが、解決することはできませんでした。ポジティブなことは明日へ向けてどこを改善すべきなのか分かっていることです。前向きになれるようにがんばります。明日は明日です。もっといい走りをして、いい結果を残したいです」
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