中上貴晶「最新型バイクはかなり違っている」エンジンの特性にはポジティブ評価|MotoGPカタールテスト
2021年に最新型のRC213Vを駆る中上貴晶。彼は2019年型からの変化は大きなものだとその感触を語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
カタールテストのロサイル・インターナショナル・サーキットで、2021年のMotoGPプレシーズンテストが開始された。LCRホンダの中上貴晶は今季、最新型のRC213Vを使用するが、昨シーズン使用していた2019年型との違いは大きいようだ。
中上は昨年までは1年型落ちのバイクを使用してきた。昨シーズンはホンダ勢4人の中で唯一2019年型を使用していた中上だったが、その走りが評価され、2年の契約延長と最新型バイクの供給を勝ち取った。
そして3月6日にカタールでのMotoGPプレシーズンテストが開始。中上はその初日に58周を走り込み、1分55秒467をマークして11番手タイムとなった。
初日のセッションを終えた中上は、最新型バイクとこれまで乗っていた2019年型との違いについて、「かなり違いますね。つまり僕にとっては全く新しいバイクで、新しい挑戦なんです」と語った。
ただ2021年シーズンは、新型コロナウイルスによる経済的影響を鑑み、レギュレーション変更が行なわれた。その結果、ホンダを含むコンセッション(優遇措置)を適用されていないメーカーは、2020年型のエンジンを継続使用することになっている。
「第一印象はもちろん、ポジティブなものがありました。ですがその一方でどうすれば改善できるのかを理解する必要もあります。全く違っているんですよ」
「エンジンの特性がかなり違っていて、トップスピードはかなり改善されています。ですがコーナーから立ち上がりの部分にかけて改善が必要だと思います」
「(エンジンは)とてもスムーズで乗りやすいです。ただ電子制御の面での理解が必要です。ひとまず今日は第一段階ですし、ポジティブでした。今後に向けてやることはたくさんありますけどね」
なお中上はテスト初日に「新しいパーツはなかった」と明かし、新型のフィードバックを得ることを目的としていたと語っている。テスト2日目となる7日にはいくつかのパーツを試す予定だと言うが、これも主眼ではないようだ。
「一歩一歩ですね。周回を重ねて理解していく必要があるし、エンジンブレーキなど様々な変更も必要です。明日はいくつかのパーツがありますが、大きなモノではないです」
「そういったものは2度目のテストになるでしょう。シャシーなど(2度目のテストでは)試す多くのアイテムがあるでしょう」
Additional reporting from Mark Bremer
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