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バレンティーノ・ロッシ、ペトロナスSRTでの初走行は「奇妙な感じ」|MotoGPカタールテスト

バレンティーノ・ロッシはペトロナス・ヤマハSRTでの初走行となったカタールテスト初日を振り返ると、初めは奇妙な感覚だったと語った。

Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 9度の世界王者経験を持つバレンティーノ・ロッシは、MotoGP2021年シーズンにペトロナス・ヤマハSRTへと移籍し、3月6日に始まったカタールテストで同チームのマシンを駆って初めてコースへと向かった。

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 ロッシはテスト初日に計54周を走行。タイムは1分55秒584で14番手となった。

 サテライトチームの所属となったものの、ロッシはヤマハとファクトリー契約を結んでおり、使用するマシンも最新型のYZR-M1となっている。そのためロッシも全体的に大きな変化は無いと語っている。ただ長年過ごしたヤマハファクトリーチームを離れたあとの、新チームでの走り出しには奇妙な感覚があったようだ。

 motorsport.comにテスト初日はゼロからのスタートのように感じられたのではないかと訊かれると、ロッシは次のように答えた。

「ああ、今朝(6日朝)は凄くワクワクしていた。新しい冒険の始まりだからね」

「新カラー、新チーム……何もかもが新しい。これは僕に多くのモチベーションを与えてくれるし、仕事への力になる」

「最初に出ていくときは奇妙だったよ。でも結局のところバイクはいつものM1だ。“彼女”が着替えたとしても、他は同じなんだ」

 ロッシのチームはファクトリー時代からは大きく変わっている。彼はペトロナスSRTには3名のスタッフを連れてくることしかできなかったためだ。

 新チームでのクルーについてロッシは、まだ整えていくことは多くあると感じていると語る。

「僕のメカニック達が恋しい。だけど(新チームのメカニックに)素晴らしい情熱と欲求を見たんだ」とロッシは言う。

「整えていくことはたくさんあるとしても、彼らはとても優秀だし、ハードに働いているんだ」

「あとは手順を全て見出していけば、初めて一緒にグリッドに立つときも特別なものになるだろう。僕らは色んな部分を調整しようとしているけれど、それは時間と共に解決するものだ」

 ペトロナスSRTに加入したロッシは、自身の弟子であるフランコ・モルビデリとチームを組むことになった。初めてガレージを共有した後の感覚を尋ねられたロッシは、モルビデリは「最高のチームメイト」だと語った。

「僕にとってモルビデリは考えうるベストなチームメイトだ。互いのことはよく知っている。僕らは友達であり、地元ではいろいろなバイクで競い合ってもいる」

「(ライバルとして)恐ろしいよ。今日も彼はとても速かったからね」

「だけど一緒のチームになったことはとても嬉しい。特別な関係があるんだ。共に競争力を発揮できるといいね」

 

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