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ダニ・ペドロサ、波乱のMotoGP2020年シーズンも“そろそろ”落ち着くと予想

KTMのテストライダーを務めるダニ・ペドロサは、混沌とした2020年シーズンの争いはこれから落ち着きを見せるだろうと予想している。

Dani Pedrosa, Red Bull KTM Factory Racing

Dani Pedrosa, Red Bull KTM Factory Racing

KTM Images

 MotoGP2020年シーズンはKTMが大きく躍進。チェコGPでブラッド・ビンダーがKTMにとってのMotoGPクラス初優勝を達成し、スティリアGPではテック3・KTMのミゲル・オリベイラも優勝を果たすなど、これまでとは一線を画した戦闘力を見せた。

 これらの勝利によってKTMは2021年シーズンのコンセッション(優遇措置)を喪失することになった。

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 コンセッション制度は新規参入メーカーと既存チームとのギャップを縮めることを念頭に設計された制度で、年間を通じたエンジン開発やテストの自由、年間のエンジン使用可能基数の増加などのアドバンテージが付与されるものだ。

 KTMはこれらのアドバンテージを活かしてきたが、2021年はそれを失い、ホンダやドゥカティ、スズキ、ヤマハといったライバルと対等の条件で戦うことになる。またテストに関してはコンセッション喪失が決定した段階で規制が適用されることになっている。

 10月7日(水)からは今季MotoGPを初開催する予定のポルティマオ・サーキットでテストが行なわれたが、その前日6日(火)には参加メーカーのテストライダーが会見。その中にはKTMでテストライダーを務めるダニ・ペドロサの姿もあった。

 彼は2021年からKTMがコンセッションを喪失することによる変化に適応していく必要があると語った。

「それ(コンセッションの喪失)はKTMにとって大きな変化になる。これまでのところはとても上手く進んできた。特に去年と今年に僕らは多くのテストを様々なサーキットで行ない、それがステップを進める助けになってきた」

 2018年をもってMotoGPを引退し、2019年からKTMでテストライダーを務めるペドロサはそう語る。

「だけど一度コンセッションポイントが満たされたなら、少し再調整が必要になる。多くのサーキットでのテストや、シーズン中のマシンの開発ができなくなるだろうからね」

「僕らは新しい戦略に適応しなくちゃいけない。その変化でどれくらいの損失があるのか? それはわからない。だけどそれが重要な変化になるであろうこと、そして僕らは持っている手札で上手くやっていかなくちゃいけないことは確かなんだ」

「周回数の面では問題はないと思う。でもそれ以上に行けるサーキットの面で制限を受けることになる。今まではレギュラーライダーが(割り当てられたタイヤを共有し)テストをしていたから、(それがなくなれば)僕はもっと多く走れると思う。これからは(レギュラーライダーの)テストの自由がないからね」

 また大混戦となっている2020年シーズンについて見解を尋ねられたペドロサは、今後レース結果が安定してくるだろうという見方を示した。

「レースごとのバイク、そしてライダーのパフォーマンスの多くの変化を見て来ているけど、僕としてはこれからはもう少し安定していくと思う。特にチャンピオンシップ争いの中で上位でフィニッシュできるチャンスが有ると思っているライダーはね」

「おそらく、これからはより予測がしやすくなるだろう。これまでは予測がつかず、誰か1人を選ぶのは難しかったけどね」

 今季の混戦ぶりには、ミシュランの用意した新構造のタイヤがその一因になっているという説もある。その点についてペドロサはこう語った。

「問題はタイヤにあるようにも見える。ただ僕はレースで競っているわけではないから、断言はできない。ライダーの話していることを信じる必要があるし、バイクは上手く機能していると言っている人もいれば、突然に悪くなったという人もいる」

「そういったことが起こるのは、タイヤの問題なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。バイクが変わっていなくてもパフォーマンスが変わる要素はある。タイヤ以外にもトラックやグリップにも関係がある」

 また、ポルティマオテストにはペドロサだけでなく、ヤマハのテストライダーを務めるホルヘ・ロレンソも参加。かつてのライバルがテストライダーとして、久々にコースを共有することとなった。

「僕としても、ホルヘとトラックを共有できるのは良いことだと思っている。15歳のときからそうしてきて、まだここにいるんだ」

「僕は多くの単独テストをやっているけど、それもいい。けどみんながそこにいるほうがもっと楽しい。そこに僕の素晴らしいライバルのひとりであるホルヘとトラックを共有するのはとても良いことだし、好ましいね。別に彼を倒したいわけじゃないけど、パドックでこの仕事について話せるのは素晴らしいことだ」

 

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