MotoGP
ドゥカティ勢上位独占の予選が変わる? ダニ・ペドロサ「KTMの問題は分かっていて、改善しようとしている」
KTMでテストライダーを務めているダニ・ペドロサは、チームが苦戦する予選アタックの原因について問題を特定しており、2023年に向けて修正を目指しているという。
Vincent Lalanne-Sicaud
公開日時: 2022/12/01 7:18
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

MotoGP2022年シーズンに2勝を含む表彰台5回という結果を挙げたKTM。彼らの課題は予選のタイムアタックにあると見られているが、ダニ・ペドロサによるとチームは問題を特定し、修正を試みているという。
KTMの予選での苦戦は明らかで、2022年シーズンにフロントロウを獲得できたのはわずか1回。しかもそのうち1回は雨で行なわれた日本GPだ。苦戦を示す指標としては、全20戦のうち、KTM勢はQ1で予選を終えたことが8回もあることが分かりやすいだろう。
テストライダーを務めるペドロサによると、KTMの予選における苦戦はドゥカティなどと比べてソフトタイヤを上手く活用できていないことにあるという。
「この2年間、予選はしばしば僕らの弱点になってきた」と、ペドロサはSpeedweekに語っている。
「ドゥカティのライダーが新品のソフトタイヤで1秒を楽に稼いでいく姿を見ていた。だからこそ、ドゥカティは8台がグリッドの前方に並んでいるんだ」
「他のチームにとって、グリッドの先頭に並ぶのは難しいんだ。KTMは消耗したタイヤでもマネジメントやコントロールが容易なんだけど、新品のタイヤではそれ以上ができない。この弱点によって僕らはグリッド前方を争うことを妨げられてしまっている」
「詳細については話せないけど、予選についてはふたつの問題を見つけているんだ。2023年にそのうちのひとつは解決できると思うし、解決できることを願っている。ふたつめの問題についてはまだ疑問点があって、解決策を探し続けているところだ」
「進行中ではあるんだ。でも11月という時期は、他のメーカーもバイクの改善を進めている時期だから、予測も慎重にしないといけない」
「ドゥカティはおそらく力強くシーズンをスタートするだろう。ただ他チームの序列を評価するのは難しい。冬の間にどんな開発をしてくるかは誰にもわからないからね」
ペドロサとしては、予選位置の改善は必要不可欠だと考えている。現在のMotoGPは空力開発が進みオーバーテイクが難しくなっているとも言われており、それだけに前方からスタートする重要性も増してきている。
さらに2023年からはスプリントレースも開始される。このフォーマットでは追い抜きに使えるラップ数も少なくなるため、さらに予選位置は重要になってくるというわけだ。
「ライバルの後ろについていると、フロントタイヤに問題も発生してしまう。内圧がとても高くなってしまって、グリップを失って、オーバーテイクもできずポジションを上げることができないんだ」
ペドロサはそう語る。
「ブラッド・ビンダーはシーズンを通じて強さを示してきた。レースでは常に後方から素晴らしい追い上げを見せていた。でも、僕らはバイクをより予選で速さを発揮できるものに仕上げる必要があることも分かっている。それが重要な要素なんだ」
関連ニュース:
- ラインナップ刷新のKTM、初テスト終えたミラーの適応に「ワクワク」2023年に向けて士気アップ?
- ホンダは「時間とお金を無駄にした」……チームを離れるポル・エスパルガロ、不満とまらず
- ヤマハ、いよいよ尻に火がついた? クラッチロー「見たこと無いほど懸命に開発している」
- アプリリア乗り換え組、脱KTMは大成功か!? 「これほど早く適応するとは」とチームも驚き
- ドゥカティ、15年ぶり王座で『ロッシ負の遺産』からついに脱却「”信頼”を再確立するのは容易ではなかった」
















あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 サラブレッドMoto2王者ガードナー、”プロとして不十分”と言われMotoGP追放される~KTMから「後悔している」と言われてももう遅い。WSBKで最強を目指すことにした~
次の記事 チームオーダーなんてしてませんが?? ドゥカティ、15年ぶりタイトルの”潔白さ”を主張
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
Vincent Lalanne-Sicaud

クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」
MotoGP
MotoGP
サンマリノGP
26 日前
クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」

クアルタラロ、2027年にヤマハからホンダへ移籍も「すぐに勝てるとは思っていない」
MotoGP
MotoGP 26 日前
クアルタラロ、2027年にヤマハからホンダへ移籍も「すぐに勝てるとは思っていない」

「恐ろしい瞬間だった!」マルケスVSベッツェッキ、エアロダイナミクスで”吸い寄せ”られて危機一髪
MotoGP
MotoGP
アラゴンGP
1 ヵ月前
「恐ろしい瞬間だった!」マルケスVSベッツェッキ、エアロダイナミクスで”吸い寄せ”られて危機一髪

More from
ダニ ペドロサ

ダニ・ペドロサ、MotoGPから2度目の引退へ。今後はワイルドカードも原則ナシ
MotoGP
MotoGP
スペインGP
5 ヵ月前
ダニ・ペドロサ、MotoGPから2度目の引退へ。今後はワイルドカードも原則ナシ

ウエット路面克服のため『雨の峠』を走り込む! ペドロサ、昭和チックなトレーニングの過去明かす
MotoGP
MotoGP
ブラジルGP
6 ヵ月前
ウエット路面克服のため『雨の峠』を走り込む! ペドロサ、昭和チックなトレーニングの過去明かす

ピレリ、MotoGPタイヤ最初のテストを完了「得られた初期フィードバックは非常に有望」
MotoGP
MotoGP
Misano Official Testing
1 年前
ピレリ、MotoGPタイヤ最初のテストを完了「得られた初期フィードバックは非常に有望」

More from
KTM

アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる
MotoGP
MotoGP
日本GP
2 日前
アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる

アレックス・マルケス、日本GP決勝でダブルロングラップペナルティ。スプリント1周目の多重クラッシュ原因に
MotoGP
MotoGP
日本GP
4 日前
アレックス・マルケス、日本GP決勝でダブルロングラップペナルティ。スプリント1周目の多重クラッシュ原因に

3ヵ月欠場からのMotoGP復帰、一番驚いているのはビニャーレス本人?「KTMが僕に何を求めているのか分からない」と困惑気味
MotoGP
MotoGP
日本GP
4 日前
3ヵ月欠場からのMotoGP復帰、一番驚いているのはビニャーレス本人?「KTMが僕に何を求めているのか分からない」と困惑気味
最新ニュース

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表
F1
F1 F1
バーレーンGP
9 時間前
好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」
F1
F1 F1
バーレーンGP
10 時間前
ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く
F1
F1 F1 11 時間前
日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂
Dakar
DAKR Dakar 12 時間前
アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録