ペトルッチ、ドゥカティとの契約交渉はお預け。レース延期が続くと不利に?
ダニーロ・ペトルッチは新型コロナウイルスの影響によりシーズン開始が遅れていなければ、既に契約更改の交渉は進んでいただろうと語った。
MotoGPに参戦するライダーのほぼ全ての契約は、2020年をもって満期となるため、各メーカー、チーム間で大シャッフルが起こる可能性があるのではないかと語られてきた。
しかし今年1月末からヤマハがファクトリーチームのラインアップをマーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロに変更することを発表すると、2月にはレプソル・ホンダがマルク・マルケスと4年間の契約延長を公表した。
ビニャーレスとクアルタラロの獲得を考えていたと伝えられているドゥカティは一歩出遅れた形だが、2020年以降もドゥカティとの契約を延長したいダニーロ・ペトルッチにとっては、プラスになる状況と言える。
MotoGPの2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響により、開幕戦カタールGPで下位クラスが走行したのみ。MotoGPクラスの開幕は少なくとも5月以降にずれ込むことが決まっている。
ペトルッチは、ドゥカティ陣営ではジャック・ミラー(プラマック)やヨハン・ザルコ(アビンティア)といったライバルとシートを争うことになるが、ペトルッチによると契約交渉はまだ始まっていないという。
「まだドゥカティと契約について話し始めていないんだ。でもチャンピオンシップが(予定通り)始まっていたなら、間違いなくもう交渉は始まっていただろう」と、ペトルッチはSky Italiaに対して語る。
「“事実”関係をしっかりと確かめるために、何もかもがチャンピオンシップの中盤である7月か8月まで延期されるだろう」
「ドゥカティとレースを続けたいというのは確かだ。僕は2015年から彼らと一緒にやってきて、常にこの、今僕が収まっているポジションに居たいと思ってきた」
「“僕のバイク”を多くの強力なライダーが欲しがっていることは分かってる。でも目標は何年もここにとどまることだ。契約を更新できるかはすべて僕の手の中にあり、僕の結果次第だ。だけど十分に上手くいかなかった場合、周りを見てみる必要はあるだろうね」
ただレースの延期がさらに増加した場合、ペトルッチにとっては厳しい展開となる。スペインGP以降の数戦は彼が近年好成績を残してきたレースだからだ。
「チャンピオンシップの終盤にこれほど多くのレースをすることは、フィジカル的にどうなるか分からない。これは誰にとっても新しい挑戦なんだ」
「ヘレスから続くトラックが僕は好きだ。ル・マン、ムジェロ、バルセロナにアッセン……僕は常に上手くやってきた」
「サマーブレイクが望めないのは明らかだ。(延期された)アルゼンチン、アメリカズ、そしてバレンシアでは誰も経験したことのない気候に直面するだろうけど、それにどう対応できるかは誰にも分からないことだ」
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