ポールから1秒差。クアルタラロ、9番手に終わった日本GP予選に「マシンの感触は良いんだけどね……」決勝でも苦戦予想
ヤマハのフォアビオ・クアルタラロは、ランキング首位で迎えたMotoGP日本GPの予選で9番手。「もっと良い結果を期待していた」と振り返った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
モビリティリゾートもてぎで開催されているMotoGP日本GP。開催2日目の予選では大雨がサーキットを襲い、フルウェットコンディションの中セッションが行なわれた。
現時点でランキング首位に立つヤマハのファビオ・クアルタラロは、これまで全体的にウエットコンディションでのマシン『YZR-M1』の取り扱いに苦戦してきた。
ウェットで行なわれたのインドネシアGPでは2位を獲得し、今回のフリー走行2回目でもトップ10入りは果たしていたクアルタラロ。予選ではポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)から1.1秒差の9番手に終わり、「もっと良い結果を望んでいた」と語っている。
というのも、ライバル勢が順調にタイムを更新する中、クアルタラロはタイムを伸ばすことができずにセッションを終えることとなったからだ。
「もっと良い結果を期待していたから、満足はしてないよ」
予選後にクアルタラロはそう語った。
「Q2に進出して、1周目に1分56秒7を記録した。でもその後ずっと同じようなタイムで予選を終えるというのはどう考えてもおかしい。何も改善されなかったんだ」
「良い感触はあったけど、データを見返してみると同じではない。僕はウエット路面のこのサーキットで、少しタイムを失っていたみたいだ」
「フィーリングは良いんだけど、ラップタイムをどう伸ばしていくか……ポールからは1秒も離れている」
「差は多いけど、前と比べればそれほど悪くない。でも受け入れがたいよ」
クアルタラロとタイトル争いを繰り広げるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は6番手、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は12番手から決勝レースを迎える。
決勝レースはドライコンディションになると予想されているものの、クアルタラロはライバル勢に比べてヤマハのマシンはオーバーテイクのチャンスに限りがあるとして、簡単なレースにはならないと予想している。
タイトル防衛に向けてライバルとの位置取りを考えるレースになるのかという質問に、クアルタラロは次のように答えている。
「唯一の問題が、僕らと比べて彼らの方がオーバーテイクに有利な装備を持っているということだ」
「それが問題だ。ストレートエンドにはブレーキング(ゾーン)があるものだから、そのことと僕が抜いていける場所が気がかりなんだ」
「今のところ、ターン7だけだ。本来は抜いていく場所じゃないんだけど、僕がオーバーテイクしたいと思ったら、そこしかないんだ」
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