ロッシ、スズキの強さを分析「日本とイタリアが、うまく融合している」

ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、今季のスズキの強さについて考察。チーム代表のダビデ・ブリビオが、日本のファクトリーとイタリアのチームの本拠地をうまく融合したことが重要だったと指摘する。

ロッシ、スズキの強さを分析「日本とイタリアが、うまく融合している」

 スズキは今シーズンのMotoGP最高峰クラスで強さを発揮しており、ライダー、チーム、コンストラクターの三冠達成が目前である。

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 先日行なわれたヨーロッパGPで最高峰クラス初優勝を遂げたジョアン・ミルは、ランク2番手(ファビオ・クアルタラロ/ペトロナス・ヤマハSRT。スズキのアレックス・リンスは同ポイントながら優勝回数の差で3番手)に対して37ポイントのリードを築いており、早ければ今週末のバレンシアGPでタイトル獲得を決める可能性がある。

 コンストラクターズ・ポイントでは、ドゥカティに7ポイント差をつけてリード。チームランキングでも、ペトロナス・ヤマハSRTに82ポイントもの差をつけている。

 スズキは今季ここまで2勝ながら、他にも9回の表彰台を獲得。多くのライダーは、スズキの今季マシンGSX-RRについて、”完璧な”MotoGPバイクだと呼んでいる。

 今季一気に三冠候補に躍り出たスズキ。その躍進に驚いたかと尋ねられたヤマハのバレンティーノ・ロッシは、次のように語った。

「僕からすれば、スズキはとてもうまく機能しているように見える。(チーム代表のダビデ)ブリビオは素晴らしい仕事をしていると思う。なぜなら日本での素晴らしい仕事とイタリアでのとても強力な仕事を融合させることができたからだ。特に彼は、日本人に対してヨーロッパやイタリアの人たちと共に働くことを説得することができ、非常に強力なチームを作った」

「バイクがものすごく速かったというケースじゃない。しかし改善してきたんだ。彼らが強いのは、それが理由だと思う」

 ヤマハは今季6勝と、スズキよりも多くの勝利を手にしている。しかし一貫性に欠けており、ランキング2番手のクアルタラロは、勝った3レース以外は表彰台を獲得することができていない。ロッシとマーベリック・ビニャーレス、そしてフランコ・モルビデリを合わせても、勝利以外の表彰台は4つしかないのだ。

 一方でスズキの場合、ミルだけでなくリンスも安定した成績を残しており、これはスズキがライダーのフィードバックをしっかりと活かしている結果だと言えよう。

「バイクは大きく変わった」

 リンスは、3年前と比較してマシンがどれだけ進化したかを尋ねられ、そう語った。

「2017年、僕らはエンジンの開発で間違った方向に進んでしまった。それからエンジンを変更し、シャシーを変更し、フェアリングなど多くのモノを変えた」

「彼らは僕らのコメント、そしてバイクを改善するためのフィードバックを活かし、本当に良い仕事をしてくれている。そして今では、コンストラクター、チーム、ライダー全ての部門でリードしている。僕らは順調に前進しているんだ」

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シリーズ MotoGP
ドライバー バレンティーノ ロッシ
執筆者 Lewis Duncan