NASCAR Cup Chicago Street Course

ジェンソン・バトン、NASCARの2戦目をエンジョイ! 不運な接触でスピンするまで上位をキープ

ジェンソン・バトンはNASCAR2戦目となるシカゴのストリートコースで速さを見せたが、期待していたような結果は得られなかった。

Jenson Button, Rick Ware Racing, Mobil 1 Ford Mustang

 元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、NASCARカップシリーズ参戦2戦目となるシカゴで速さを見せたが、ピットレーン入口での接触で良い結果は残せなかった。

 今季、NASCARカップシリーズにスポット参戦しているバトン。リック・ウェア・レーシングの15号車を駆り、プラクティスでは3番手、予選では8番グリッドを獲得した。

 これは前回のオースティンよりも16グリッドも上の順位であり、フォードを駆るドライバーの中では2番手だった。

 トリッキーなウエットコンディションでスタートしたレースで、バトンはトップ10以内をキープ。ステージ1終了時点で10番手と、ステージポイントも獲得した。

 しかし走行ラインが乾き、スリックタイヤへ履き替えるタイミングでバトンはポジションを落としてしまう。ピットレーンへの急カーブを曲がる際、クリス・ブッシャーがバトンのイン側を狙っていたため、2人は接触してしまった。

 

 バトンはスピンを喫し、コース上で後ろ向きに停止。スピンターンでピットレーンへ入ろうとした際には、現NASCAR王者のジョーイ・ロガーノと危うく接触しかけるシーンもあった。

「ピットに向かう途中で回ってしまうまでは楽しんでいたんだけどね」

 そうバトンはレース後に語った。

「本当に残念だった」

「僕は正しいタイミングでピットイン出来たと思う。ウエットからドライに切り替えたんだ。難しい選択だった」

「ウインドスクリーンが汚れていて、外が見えなかったけど正しい選択だったと思う。スピンしてしまった時、15以上ポジションを落としてしまって、とても苦しくなってしまった。でもそこまでは楽しかったよ」

「素晴らしいファイトもあった。僕は何台かに抜かれたけど、僕はもっと抜いたから楽しかった。特にトヨタ勢に挑戦するために、僕たちがやらなくてはいけないことがあるのは間違いない」

 バトンは最終的に37台中21位。デビュー戦よりも3つポジションを下げた形だ。

 バトンは来月、インディアナポリスのロードコースで開催されるレースに参戦。これが3月に発表されたプログラムの最終戦となるが、バトンは少し不安があることを認めている。

「今回の方が短いコースだからポジティブだった。インディアナポリスはトリッキーになると思う。少し心配だけど、楽しみにしているし、ベストを尽くしたい」

 
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