スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦鈴鹿

鈴鹿は太田格之進の“庭”なのか。直近5開催中なんと4勝……速さと強さ見せ「非常に気持ちが良い」

スーパーフォーミュラ鈴鹿戦で圧倒的な強さを見せている太田格之進。2025年シーズン開幕戦も強さを見せて見事優勝し、「非常に気持ちが良い」と振り返った。

戎井健一郎

編集: 2025/03/08 12:11

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Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

写真:: Masahide Kamio

 昨年のスーパーフォーミュラでは、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が3度開催された富士スピードウェイでのレースを全て制して話題となった。ただその一方で、鈴鹿サーキットもひとりの男によって牛耳られている状況だ。その男とは、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だ。

 太田はデビューイヤーである2023年、鈴鹿で行なわれた最終戦で初優勝。翌年の開幕戦鈴鹿は4位に終わったが、最終ラウンドとして開催された第8戦・第9戦は圧倒的な強さで連勝してみせた。

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 そして迎えた2025年シーズン開幕戦、舞台はまたしても鈴鹿だった。

 太田は予選こそ3番手だったが、決勝ではTEAM MUGENの2台を追い立て、ピットストップで野尻智紀が後退したことで2番手に浮上。岩佐歩夢とのマッチレースに持ち込まれると、一瞬の隙をついてオーバーテイクを決め、その後の岩佐からのプレッシャーも跳ね除けてトップチェッカーを受けた。これで鈴鹿戦は3連勝、直近5開催で4勝という驚異的な勝率を誇っている。

「今までは逃げるという展開が多かったですが、今日はオーバーテイクして勝つことができました。速さだけじゃなく、鈴鹿での強さを証明できたかなと思うので、非常に気持ちが良いです」

写真: Masahide Kamio

 記者会見でそう語った太田。岩佐をオーバーテイクしたのはセーフティカーが明けて間もないタイミングだったが、タイヤが温まりきる前に仕留めたいという思いもあったという。実際に前を行く岩佐はリスタート直後にスライドする場面が見受けられたため、積極的にオーバーテイクシステム(OTS)を使って攻めたことが勝因となった。

「ただ岩佐選手もかなり速くて。スリップストリームが効く中でなかなか逃げられず、最後までプレッシャーをかけられて、今までと違ってなかなかタフなレースだったなと思います」

 今季に向けてはこれまでと特性の異なるタイヤが投入された中、それでも鈴鹿で変わらぬ速さと強さを発揮した太田。ただ「次戦以降、タイヤがどう振る舞うかによって、勢力図が変わる可能性は全然考えられます」と語るなど油断はしていなかった。

 新タイヤはこれまでのパフォーマンスを見るにデグラデーション(性能劣化)が小さそうであり、それがレースの展開を単調にしてしまうのではという懸念もある。しかしその一方で太田は、今回のレースで自身がセーフティカー明けで岩佐を攻略したシーンを引き合いに、タイヤが温まり切っていないタイミングでのバトルは面白いものになるだろうとの展望を示した。

「僕個人としては、タイヤのウォームアップが今までより悪いように感じています」

「今回はセーフティカーが出たので、(タイヤ交換直後の)ウォームアップ中に戦うことはなかったですが、アウトラップでのコールドタイヤでの戦いがだいぶ激しくなるので、見ている人は面白いかなと思います」

 

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