スーパーフォーミュラ

笹原右京、鈴鹿で悪化した振動問題はほぼ解消。対策施した富士テストで「ものすごく大きな前進」

笹原右京は、スーパーフォーミュラ鈴鹿ラウンドで顕著だった振動の問題がほとんど解決されたと語る。

戎井健一郎

編集: 2026/06/30 11:03

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Ukyo Sasahara, REALIZE KONDO RACING

Ukyo Sasahara, REALIZE KONDO RACING

写真:: JRP

 鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ第4戦・第5戦は、波乱のレース展開となった第4戦、福住仁嶺が感動的なトヨタ移籍後初勝利を挙げた第5戦共に話題を呼んだが、その両レースでダブルリタイアに終わった笹原右京(REALIZE KONDO RACING)の惨状にも一際大きな注目が集まった。

 今シーズンからKONDO RACINGの4号車に乗る笹原は、開幕からハイブレーションの問題に悩まされており、鈴鹿戦ではそれがレースを続行できないレベルまで悪化してしまった。笹原曰く、ストレートエンドでは視界が確保できないほどの揺れがあり、レース後しばらく頭がぼーっとするような状態だったという。

関連ニュース:

 鈴鹿戦から1ヵ月が過ぎ、6月30日(火)には富士スピードウェイで公式テストの初日が行なわれた。そこで笹原は、振動問題がほとんど解決したことを確認できたという。

「細かく自分の口から言うのは難しいですが、かなり大きな変更をたくさん施しています」

 笹原はそう話す。KONDO RACINGもmotorsport.comに対し4号車の状況についてはコメントを控えるとしており、具体的な変更箇所は明らかになっていないが、どうやらハード面でも大規模なテコ入れがあったのは確かなようだ。

 当然その一環でシャシーを変更した可能性も考えられるが、いずれにせよ鈴鹿で笹原が乗っていたモノコックは決して古いものではなかった。当該のモノコックはザック・オサリバンが乗っていた2025年シーズンに新調されたものであることがmotorsport.comの取材で分かっている。

 そして笹原と同じシャシーで昨年のレースを戦ったオサリバンに、その当時から振動の問題はあったのかと問うと、「時々バイブレーションはあったけど、ウキョウのように酷いことは一度もなかった」とのこと。「それに、自分の場合はクルマのバランスが少し不可解だったので何とも言えない」と続けた。

 また、そのオサリバンの前任ドライバーである小高一斗は、オサリバンとは違うシャシーのマシンをドライブしていたことになるが、こういった現象が「僕が乗る前」から起こっていたことをSNSで示唆していた。これらを総合するに、今回笹原を襲った振動問題は単なるハードウェアの個体差問題ではなく、様々な要因が積み重なった結果だと推察される。そういった複雑な状況を、“大規模な変更”によってリセットをかけた……という形か。

 テスト初日を終えてのフィーリングについて、笹原はこう語った。

「今日の結果からいくと、ほぼ解消したかなと。午前・午後それぞれ2時間のセッションをちゃんと走り切ることができました」

「これは今の4号車にとってかなり大きな前進です。今日、特に午後は今までで一番充実して走れたかなと思います」

「明らかに良くなったことは事実です。まずは普通に走れるようになったのが今のステップですね(笑)」

 また笹原は、振動の問題が解消されたことにより、「やっとスタートラインに足がかかった」と表現する。テスト2日目には、マシンのセットアップを煮詰める作業にも取り掛かって行きたいところだ。

「やっとクルマのセットアップなどに集中して走れるようになり始めています。今日の午後も一瞬怪しいところはあったのですが、そこも解消することができ、逆に良い発見もありました。すごくポジティブです」

「ここからセットアップを進めて、ちゃんとパフォーマンスアップすることができれば、『スタートラインに立てた』と言えるかなと思います。今はスタートラインに足がかかったかな……というくらいで(笑)。でも、ものすごく大きな前進です」

 なお笹原は、テスト初日の午前セッションをトップと1.2秒差の15番手、午後セッションを1秒差の16番手で終えている。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 スーパーフォーミュラ富士公式テストがスタート、昨年の新人王フラガが首位発進。有力ドライバー軒並み上位……岩佐だけ不気味な19番手

次の記事 「泣きそうになりました」福住仁嶺、ついにF1ドライブの機会手にする。欧州で夢破れたあの日から8年……レースに対する“熱”が再燃

More from

戎井健一郎



スーパーGT第6戦SUGOのエントリーリスト発表。前戦大クラッシュの埼玉Green Braveも名を連ねる

スーパーGT

スーパーGT 3 日前

スーパーGT第6戦SUGOのエントリーリスト発表。前戦大クラッシュの埼玉Green Braveも名を連ねる



「こんなもんでいいんだよ」ベテラン野尻智紀が、初優勝を渇望する相方・佐藤蓮に与えたかった“気付き”

スーパーGT

スーパーGT

第5戦:鈴鹿

16 日前

「こんなもんでいいんだよ」ベテラン野尻智紀が、初優勝を渇望する相方・佐藤蓮に与えたかった“気付き”



“エンジョイ中”の日本に残る? それともフォーミュラE行きか? 去就注目のオサリバン「今はFEチームの決定を待っているところ」

スーパーGT

スーパーGT 17 日前

“エンジョイ中”の日本に残る? それともフォーミュラE行きか? 去就注目のオサリバン「今はFEチームの決定を待っているところ」

最新ニュース



加藤大翔が初のポールポジション獲得! レース2はタポネンPP……ランキング首位のスレイター下位に沈み、大ピンチに|FIA F3最終戦マドリード予選

FIA F3

F3 FIA F3

Madrid

16 分前

加藤大翔が初のポールポジション獲得! レース2はタポネンPP……ランキング首位のスレイター下位に沈み、大ピンチに|FIA F3最終戦マドリード予選



角田裕毅も8番手、僚友リンドブラッド4番手好調も大クラッシュ……アストンマーティン・ホンダにはトラブル相次ぐ|F1スペインGPフリー走行2回目

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

角田裕毅も8番手、僚友リンドブラッド4番手好調も大クラッシュ……アストンマーティン・ホンダにはトラブル相次ぐ|F1スペインGPフリー走行2回目



F1スペインGP FP2速報|角田裕毅は8番手。リンドブラッド躍進4番手も大クラッシュ!! 最速はアントネッリ

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

F1スペインGP FP2速報|角田裕毅は8番手。リンドブラッド躍進4番手も大クラッシュ!! 最速はアントネッリ



ベッツェッキ、ミサノ初日トップタイム。王座防衛目指すマルケスは堅調2番手|MotoGPサンマリノGPプラクティス

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

3 時間前

ベッツェッキ、ミサノ初日トップタイム。王座防衛目指すマルケスは堅調2番手|MotoGPサンマリノGPプラクティス

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録