スーパーフォーミュラ 第8戦:SUGO

読みもバッチリハマった野尻智紀、2戦連続ポール獲得「かなり限界まで攻め切ることができた」

スーパーフォーミュラ第8戦SUGOでポールポジションを獲得した野尻智紀は、かなり手応えを感じた予選アタックだったようだ。

松本 和己 戎井健一郎

公開日時: 2026/08/08 10:52

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Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

写真:: Masahide Kamio

 スポーツランドSUGOで行なわれているスーパーフォーミュラ第8戦。今季2度目となる予選Q3での激しいポールポジション争いを僅差で制した野尻智紀(TEAM MUGEN)は、想定していた通りのコンディションとなった予選でいい走りができたと語った。

 前回の富士でまる1年ぶりのポールポジションを獲得した野尻。今回は5台でポールポジションを決するQ3が行なわれる予選フォーマットの中、ノリにノッているポイントリーダーの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を0.032秒差で抑え、見事ポールポジションを獲得した。

「このQ3、スーパーポールは前回のオートポリスでも経験させてもらいましたけど、やっぱりすごい気持ちがいいですね。特にこういうポジションを獲得できて、なおのことその気持ちは大きくなるものですけど、ウォームアップの最中とかも走っていて気持ちいいし、失敗したとしても5番手なのでめちゃくちゃ攻められるので、このQ3のシステムは素晴らしいなと思っています」

 そう予選後の会見で語った野尻。Q3での自身のアタックも、満足行くモノだったようだ。

「走りについてもやっぱり、かなり攻め込まないとポールまで届かないなっていう風に思っていたんで、もうかなり限界のところで攻め切ることができましたし、クルマもタイヤもしっかりついてきてくれていたんで、非常にいいQ3になったかなと思います」

 今季は週末1レースフォーマットのオートポリス大会とSUGO大会でのみQ3が実施され、同セッションは横浜ゴムの協賛によって『SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA TIRE』と銘打たれた。しかもポールシッターには賞金100万円が贈られることになっている。オートポリスでは岩佐歩夢が、そして今回は野尻がポールを獲得したため、賞金合計200万円をTEAM MUGENが独占した形となった。

 前戦に続く2戦連続のポール獲得となった野尻に、TEAM MUGENの田中洋克監督も大きなガッツポーズを見せていたが、野尻は賞金ジョークを交えながらも、監督への感謝を口にした。

「チームとして苦労してきたところもありますし、特に僕の方の5号車はシーズン序盤は低調な滑り出しだったので、なんとかここまで復調できたからことそ、それだけ大きな喜びになっているんだろうなと思います」

「監督はまたちょっと100万円のことでまた別の思いがあったかもしれませんけど(笑)。でも本当に監督も僕のわがままに付き合ってくれて、チーム内をまとめて毎回現場までみんな高いモチベーションの中来ることができてますので、すごい感謝しています」

 今回の予選は、雲が広がり午前中のフリー走行よりも涼しいコンディションとなった。タイヤのウォームアップに費やす周回数も、1周なのか2周か、各チームで判断が分かれた。

 Q1、Q2でトップタイムを記録した太田が、Q3では1周でタイヤを温めるのが難しかったとコメントしている中で、TEAM MUGENはフリー走行から予選のコンディションを予想して準備を進めていたと野尻は明かした。

「特に(Q3での)アジャストっていうところは正直なくて、おそらく予選の時間帯、曇るんじゃないかなっていうのを僕らのチームとしては想定して、(実際に)曇ってくれたので、朝と同じような感じで温めればいいかなというところでした。なのでアジャストっていうのはなかったですね」

 決勝に向けて、野尻は太田や3番グリッドのイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)への警戒を口にしつつ、ライバルたちに勝ちたいと意気込んだ。

「太田選手もイゴールもやっぱりレースもすごく強いんで、いつものようなレースペースだとあっという間に呑まれちゃうかなと思っているので、どうにか改善したいと思っています」

「でもしっかり明日レース距離走りきって、このスーパーフォーミュラのライバルたちに勝つこと、それがやっぱり僕の今の最大の目標なので、なんとかそれを達成したいなという風に思ってます」

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