スーパーフォーミュラ 第6戦:もてぎ
【スーパーフォーミュラ】初PPの大津弘樹、Q3の“大当たり”タイヤチョイスの裏にQ2の好走アリ
スーパーフォーミュラ第6戦でポールポジションを獲得した大津弘樹が、鍵となった予選Q2、Q3でのタイヤ選択について語った。
戎井健一郎
編集: 2021/10/16 10:47
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ツインリンクもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦の予選でポールポジションを獲得したのは、Red Bull MUGEN Team Gohの大津弘樹。Q3でただひとりドライタイヤを履くという選択が功を奏してのキャリア初PPとなった。
今回の予選は実に難解なコンディションとなった。Q1こそドライコンディションで行なわれたが、Q2からはウエット宣言が出されると、コースが目に見えるほど濡れている訳ではないものの、ウエットタイヤの方がラップタイムが速い、という状況に。ドライタイヤでのステイアウトを選択したドライバーは苦戦を強いられた。
そんな状況も踏まえてか、Q3では各車ウエットタイヤでコースに。しかし、ただひとり大津だけはドライタイヤでコースに出て行った。Q2までの状況を考えると傍目からはリスキーな選択にも見えたが、大津はウエットタイヤ勢を全く寄せ付けないタイムを記録。タイヤ選択が大当たりし、見事ポールを手中に収めた。
そんな大津も、Q2ではタイヤ選択が噛み合わず窮地に立たされていた。
Q2ではセッション途中にドライ→ウエットへと交換した大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)と山下健太(KONDO RACING)が好タイムを記録する中、ドライタイヤを履くドライバーはウォームアップに苦戦。コースオフしたドライバーもいた。大津も何度もスピンしそうになったため、ピットインしたいという気持ちもあったようだが、担当エンジニアであるライアン・ディングルからの指示は「ステイアウト!」。結果的に大津は最終アタックで4番手に滑り込み、Q3にギリギリ駒を進めることになった。
「ライアンさんは残り時間なども考えてそういう無線を飛ばしたのだと思います」
大津はそう振り返る。
「あの雨量だと(ドライタイヤが)ほぼほぼ機能しない状況でした。僕としてはピットに入りたかったのですが、ステイアウトすることになりました。そんな雨量の多い状況でコースに留まって4番手に入れたことが(Q3のタイヤ選択に向けては)大きかったと思います」
Q3でのチームの判断について、大津はこう振り返る。
Hiroki Otsu, Red Bull MUGEN Team Goh
Photo by: Masahide Kamio
「まずはドライタイヤでアウトラップを走って、あまりにも厳しかったらウエットタイヤに換えよう、という話でした」
「最終的にはドライバー判断でしたが、『この状況でポールを獲るには相手を逆のことをしないと勝てない』ということで、スリック(ドライタイヤ)で走れるならスリックで走ろう、という話をしていました。そのために内圧などもアジャストしてもらっていたので、手応えもありました」
「走り出したら『意外と雨は降ってないな』と思いました」
記者会見では「今まで生きてきた中で一番嬉しいポールポジションでした」と話した大津。決勝に向けての意気込みを次のように語った。
「簡単なレースになるとは思っていませんし、天候もどうなるか分かりませんが、自信はあります。後ろには前年チャンピオンの山本選手(山本尚貴/TCS NAKAJIMA RACING)と今季チャンピオン候補の野尻選手(野尻智紀/TEAM MUGEN)がいますが、自分の走りを前面に出して強く戦いたいです。もちろん優勝を狙って頑張ります」
Read Also:
- スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ予選:大津弘樹が初ポール獲得! 難コンディションでタイヤ選択が明暗分けた
- 【スーパーフォーミュラ】野尻智紀、最終戦待たずしてタイトルを決められるか? ライバル達に残された“厳しすぎる”逆転条件
- 英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記:「米ホンダの奨学金制度で“ネクスト・パロウ”は生まれるか?」
- スーパーフォーミュラ今季初出場の小林可夢偉、ル・マンの勢いそのままにSFでも悲願達成なるか?「勝つ気でいます!」
- 【スーパーフォーミュラ】初タイトルに王手の野尻智紀、第6戦に向け「理想的な状況」で死角なし。既に漂う“王者の風格”
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ予選速報:大津弘樹がキャリア初ポールポジション!
次の記事 【スーパーフォーミュラ】“予測不可能”なコンディションが好調福住を翻弄……予選Q2敗退に「どんな状況でもトップに立たないと」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

「無理です」「どうしようもできへん!」スーパーフォーミュラ第10戦で“ピットレーン玉突き事故”が発生、4台のマシンが道塞ぐ
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
15 時間前
「無理です」「どうしようもできへん!」スーパーフォーミュラ第10戦で“ピットレーン玉突き事故”が発生、4台のマシンが道塞ぐ

2戦連続表彰台はIMPULへの置き土産? オサリバン、今回の富士戦がスーパーフォーミュララストレースの見込み「自分の爪痕を残したかった」
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
17 時間前
2戦連続表彰台はIMPULへの置き土産? オサリバン、今回の富士戦がスーパーフォーミュララストレースの見込み「自分の爪痕を残したかった」

アクシデント連発、近年稀に見る乱戦。岩佐が今季初優勝。太田、フラガの接触で王座争いは鈴鹿に持ち越し|スーパーフォーミュラ第10戦決勝レポート
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
20 時間前
アクシデント連発、近年稀に見る乱戦。岩佐が今季初優勝。太田、フラガの接触で王座争いは鈴鹿に持ち越し|スーパーフォーミュラ第10戦決勝レポート
最新ニュース

メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも
F1
F1 F1
シンガポールGP
2 時間前
メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも

TEAM IMPUL、ザック・オサリバンのスーパーフォーミュラ最終ラウンド欠場を発表。代役はトヨタ育成の鈴木斗輝哉
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ 2 時間前
TEAM IMPUL、ザック・オサリバンのスーパーフォーミュラ最終ラウンド欠場を発表。代役はトヨタ育成の鈴木斗輝哉

ベッツェッキ、インドネシアGP勝利も満足できず「勝利よりも敗北に近い」
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
3 時間前
ベッツェッキ、インドネシアGP勝利も満足できず「勝利よりも敗北に近い」

フェルスタッペン、シンガポールGP未勝利の呪い解いて2連勝「ここまで長かった」
F1
F1 F1
シンガポールGP
4 時間前
フェルスタッペン、シンガポールGP未勝利の呪い解いて2連勝「ここまで長かった」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録