ついにスーパーフォーミュラ初PPを手にした福住仁嶺「今回は自信があって気楽な気持ちでいられた」

スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿でキャリア初のポールポジションを獲得したDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺は、これまで以上に自信を持って気楽な気持ちで予選に臨むことができたと語った。

ついにスーパーフォーミュラ初PPを手にした福住仁嶺「今回は自信があって気楽な気持ちでいられた」

 フォーミュラの聖地、鈴鹿で行なわれた2021年スーパーフォーミュラ第2戦。4月24日に行なわれた公式予選でポールを奪ったのは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。トップフォーミュラにデビューして4シーズン目、フル参戦3シーズン目にして嬉しい初ポールだった。

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 ポールポジションの記者会見場に現れた福住は「デビューからここまで時間が掛かったけれど、ポールを獲ることができて嬉しい」と会見を切り出した。そして「走り出しからクルマのフィーリングは悪くなかった。フリー走行でも、最後の予選アタックのシミュレーションでは好いタイムをマークできて、そこから好い流れができた気がする」と1日を振り返り、さらに「予選でもQ1からQ2、Q3と順調にアタック出来た。クルマに自信があったので、自分としては走りに集中できた」と総括。さらに「ここまでのクルマを仕上げてくれたチームに感謝しています」とコメントを締めくくった。

 初ポールを獲得したことについて取材記者から、これまでと何が違っていたのかと問われた福住は「何かが変わった、とか何かを変えたのではなく、総てが上手くいった」とし、さらに「これまでは考えすぎることも多かったし、邪念もあったけれど、今回はこのままならポールを獲ることができる、という自信があった。それは自分自身に対してもそうだったしクルマに対してもそうだった」とメンタルな部分での変化を挙げた。そして「今回はサーキットに入る前から、これまでに比べて気楽な気持ちでいられた。それは走り慣れた鈴鹿ということもあったし、オフのテストでも好調だったことも影響している」と分析していた。

 クーリングラップを終えてパルクフェルメにクルマを停めた後で、多くのドライバーはガッツポーズで嬉しさを表すのが常だが今回、福住のガッツポーズはとても控え目だった。そのことについて問われると福住は「はしゃぎすぎると恥ずかしい、という気持ちもあったけれど、もちろん嬉しかった。これまでは2位とか3位とかは多かったけれどポールは初めてだったからから」としながらも「でも、チェッカー受けた瞬間には嬉しかったのですが、(クーリングラップを走りながら)すぐに明日のことを考えていました」とも告白。あくまでも勝負は明日、の決意を見せていた。

 開幕戦で見事なポール・トゥ・ウィンを飾り、その速さが頭ひとつ抜け出していた、とライバルに言わしめた野尻智紀(TEAM MUGEN)は今回は立場が逆転し予選2番手に終わった。会見に臨んだ野尻は「先ずは福住選手に初ポールおめでとうと言わせてもらいます」とライバルを讃えた。この日の走行を「今週は走り始めから、調子はあまり良くなかった」と振り返り、さらに「簡単なセットアップ変更では直しきれないと判断し、フリー走行では走行時間を削ってまで大幅なセット変更をしてきました」と続け、「多くの仕事を集中力を切らすことなく完璧にし終えたチームには感謝しています」と結んでいた。

 Q3ではアウト・インでピットに戻り、リアタイヤ2本のみを新品に交換する“変則的”な作戦をとっていたが、それに関しては「クルマのセットアップを変更して行って、Q2の状態ではまだ足りないと思ったのでタイヤを温める方法を変えてみました。いつもと違うことをするとワクワクするから」と会場を和ませたが、「結果的には福住選手には微妙に届かないところで、今回は彼が一歩抜きんでていたのかなと思いましたね。でも自分たちは負けたけれど、ここまでよくリカバーできたと思っています」と1日の戦いを総括していた。

 予選3番手につけたのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)。トップフォーミュラで2シーズン目となる彼は“先輩”である福住の初ポールを祝うとともに「今日は歯が立ちませんでした」と、その速さを讃えていた。3人の中では一番先輩の野尻が、Q3で“変則的”な作戦をとったことに関しては、「Q1ではデグナーの1個目で飛び出してしまうほどQ1から攻めていたので、いろいろなトライをするほど余裕はなかった」と苦笑。この時期の鈴鹿は初めてですが、と5月の鈴鹿の印象を問われると「予選を走っただけでも汗をかくほど暑かった」と会場を和ませた後に「今回はダウンフォースがキーワードになると思いました。(気温が高くなって)ダウンフォースが少なくなったり、また風向きも含めて、いつもとはコンディションが違っていると感じました」と5月の2&4を分析していた。

 

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント Rd2 鈴鹿
ドライバー 福住 仁嶺
執筆者 原田 了