スーパーフォーミュラ 第9戦・第10戦:鈴鹿
小林可夢偉、2022年スーパーフォーミュラはランキング17位「何やってもダメでした」最終戦3ワイドバトルの裏には“テキーラ勝負”も
2022年のスーパーフォーミュラをランキング17位で終えた小林可夢偉は、不調から脱するために様々なものを試したものの、何をやってもうまくいかないシーズンだったと総括した。
戎井健一郎
公開日時: 2022/10/31 8:34
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2015年からスーパーフォーミュラへの参戦を続ける小林可夢偉(KCMG)。コロナ禍の影響も落ち着いた2022年は久しぶりにフルシーズン戦うことができたが、稀に見る苦しいシーズンに終わった。
小林は今季開幕戦から18位と大苦戦するも「クルマが壊れていることが分かった」ことで、修復して臨んだ第2戦では9位、雨の第3戦では5位と、徐々に調子を戻しているように見えた。しかしその後はまたポイント圏外でのレースが続き、第4戦〜第9戦にかけてのベストリザルトは14位だった。
そして鈴鹿での最終戦(第10戦)では、15番グリッドからスタートし、中盤は12番手を走行。フロアを壊してペースの上がらない坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)とオーバーテイクシステムの残量がなくなった関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が前方でやり合う中、26周目のホームストレートで2台が並んだところで小林はそのさらにイン側に入り、3台横並びとなった1コーナーへの飛び込みで2台まとめてオーバーテイクして観衆を沸かせた。
結果的に10位でフィニッシュし、久々のポイント獲得となった小林。1コーナー飛び込みでの3ワイドはリスクを伴うが、それでも2台のインに飛び込んだ理由については「あそこしかないと分かっていたから」と答えた。
「実は今日のレース、僕と(大嶋)和也と雄飛で冬の忘年会でのテキーラをかけて勝負してたんですよ。絶対に行かせられないという意地の張り合いが僕と雄飛の間ではありました」と笑う小林。レースの裏でもうひとつの勝負が繰り広げられていたことを明かしてくれた。
「雄飛も意地を張ってどんどん(OTSを)使っていました。今はアプリ(SFgo)のおかげでOTSの残量が分かるので、(無線で関口のOTS残量が)なくなってるって聞いて、『ありがとう、ごっつぁんです』って(笑)」
そんな裏話はさておき、今回もやっとの事で1ポイントを手にしたものの、上位で戦うレースペースは発揮できなかった小林。予選ではグリップを引き出すことに苦労し、後方からスタートする決勝レースでは単独走行だとまずまずのペースが出せるものの、集団に入ると遅くなってしまうという。
「それが今の僕らのクルマの特性なのかなと。予選も速く走れなくて悪いスパイラルに入っているので、今年1年正直厳しかったなと思います」
苦戦の要因は何が考えられるかという質問には「それが分かったら苦労しないですよ……(笑)」と苦笑。“可夢偉節”も交えつつこう語った。
Kamui Kobayashi, KCMG
Photo by: Masahide Kamio
「昔から使っているものは、よりどりみどり(新しいものを)試しました。何やってもダメでした。分からないです」
「浮気した恋人に『なんで浮気したの?』って言っても大抵『分からない』って言うでしょ? それと一緒ですよ」
「速く走りたいのはみんな同じだけど、差は綺麗に出ている。これがレースなんです。ダメだった、というのは確実に言い切れる1年でした」
Read Also:
- TEAM GOH、スーパーフォーミュラでのレッドブルジュニアプログラム終了を明らかに。来季以降も活動継続目指す
- お互いの意地と意地がぶつかり合い……連続写真で見る笹原右京、坪井翔の接触とそれぞれの主張|スーパーフォーミュラ第10戦
- 驚異の強さでSF連覇の野尻智紀「こんな奇跡のようなシーズンはもうないんじゃないか」3連覇に向け重圧はさらに強くなる?
- 来季は2〜4人? 今こそスーパーフォーミュラに外国人ドライバーを:英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
- プロ野球やJリーグのような“ホームタウン”の概念はレース界に浸透していくのか? 「業界活性化に向け重要」とスーパーフォーミュラ
























あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 プロ野球やJリーグのような“ホームタウン”の概念はレース界に浸透していくのか? 「業界活性化に向け重要」とスーパーフォーミュラ
次の記事 フェネストラズ、来季はフォーミュラEに集中? SF参戦の可能性は最終2戦のみに「でも、まださよならじゃないよ」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

F2行きの噂が加速する坪井翔、所属先はハイテックではない? トヨタと欧州チームの提携はどうなる
FIA F2
FIA F2 11 時間前
F2行きの噂が加速する坪井翔、所属先はハイテックではない? トヨタと欧州チームの提携はどうなる

2026年マカオGP、日本勢は5人参戦! 山越陽悠は昨年優勝チームから……トムスも自前マシン投入で気合い十分
Other open wheel
Other open wheel 12 時間前
2026年マカオGP、日本勢は5人参戦! 山越陽悠は昨年優勝チームから……トムスも自前マシン投入で気合い十分

怪我でレース欠場の千代勝正&阪口晴南、スーパーGTオートポリスで揃って復帰へ。骨折の千代は見立てに反しスピード回復
スーパーGT
スーパーGT 13 時間前
怪我でレース欠場の千代勝正&阪口晴南、スーパーGTオートポリスで揃って復帰へ。骨折の千代は見立てに反しスピード回復

More from
小林 可夢偉

予選中止は良かった? 悪かった? トヨタ勢2台で意見分かれる……平川亮「どっちかわからない」 小林可夢偉「トップ集団を狙えたかも!」
WEC
WEC
Fuji
20 日前
予選中止は良かった? 悪かった? トヨタ勢2台で意見分かれる……平川亮「どっちかわからない」 小林可夢偉「トップ集団を狙えたかも!」

トヨタWEC富士初日は苦戦! ロングランが厳しい……小林可夢偉はタイヤに関する判断を悔やむ「ソフトは使えないと決めつけてしまった」
WEC
WEC
Fuji
21 日前
トヨタWEC富士初日は苦戦! ロングランが厳しい……小林可夢偉はタイヤに関する判断を悔やむ「ソフトは使えないと決めつけてしまった」

小林可夢偉、トヨタTR010のレースペースに自信「予選はまったく意識しない形でここまで準備を進めてきた」|2026年ル・マン24時間レース
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
4 ヵ月前
小林可夢偉、トヨタTR010のレースペースに自信「予選はまったく意識しない形でここまで準備を進めてきた」|2026年ル・マン24時間レース
最新ニュース

F2行きの噂が加速する坪井翔、所属先はハイテックではない? トヨタと欧州チームの提携はどうなる
FIA F2
F2 FIA F2 11 時間前
F2行きの噂が加速する坪井翔、所属先はハイテックではない? トヨタと欧州チームの提携はどうなる

山本左近議員、F1日本GPを国として支える必要性を主張「我が国の貴重な国際的資産……開催権料への公的支援も選択肢のひとつ」
F1
F1 F1
シンガポールGP
12 時間前
山本左近議員、F1日本GPを国として支える必要性を主張「我が国の貴重な国際的資産……開催権料への公的支援も選択肢のひとつ」

2026年マカオGP、日本勢は5人参戦! 山越陽悠は昨年優勝チームから……トムスも自前マシン投入で気合い十分
Other open wheel
Misc Other open wheel 12 時間前
2026年マカオGP、日本勢は5人参戦! 山越陽悠は昨年優勝チームから……トムスも自前マシン投入で気合い十分

FIA F2のミシェルCEO、カタールとアブダビの2戦は”予定通り開催”と断言「我々はその2戦でシーズンを終えたい」
FIA F2
F2 FIA F2 13 時間前
FIA F2のミシェルCEO、カタールとアブダビの2戦は”予定通り開催”と断言「我々はその2戦でシーズンを終えたい」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録