松下信治「完全に自分のミス」でスタート前に終戦。本来ならばピットスタートも許されなかったはず?
松下信治は、スーパーフォーミュラ第6戦のフォーメーションラップでコースオフしてリタイアに終わったことについて、自らのミスであると語った。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦。松下信治(B-Max Racing Team)にとっては、スタートする前に戦線離脱してしまうという悔しいレースに終わった。
松下は決勝レースのフォーメーションラップ中、ホームストレートに戻ってウィービングしている際に、コントロールを乱してコースオフ。そのまま動けなくなってしまい、レースはエクストラフォーメーションラップ(フォーメーションラップ1周追加)となった。
「自分のミスです。ホイールスピンしている時にコントロールを失い、エンジンが止まってしまいました」
そう振り返る松下。松下のマシンはエクストラフォーメーションラップの間、牽引されてピットレーンに戻されたが、その後ピットレーンからスタートを切った。ただ程なくして再度ピットに戻り、レースを終えた。
なぜ、松下はマシンをピットに戻したのか? motorsport.comの調べによると、松下のマシンは牽引された時点で本来ならばリタイア扱いだったものの、レースコントロール側で伝達ミスがあり、本来は『DNS(did not start=スタートせず)』となるはず松下をスタートさせてしまったため、ピットに呼び戻したということのようだ。これについては、運営サイドからチームへの謝罪もあったという話も聞こえてきている。
なお、スーパーフォーミュラ統一規則の第26条『一般安全規定』の4項には「公式予選および決勝レース中に競技役員の援助によりエンジンが再始動した場合は、レースから失格となる」と記されている。松下は競技役員の援助でピットロードまで戻り、そこでエンジンを再始動させたため、このレギュレーションに抵触すると判断されたようだ。
「牽引された時点で、レギュレーション上はグラベルにハマってリタイアした車両と同じ扱いになったということのようです」と松下は続ける。
「何の弁解もないというか、完全に自分のミスなのでチームには申し訳ないです。今日の朝はクルマの調子が良さそうだったので、残念です」
「結果が出ないうちは色々言われてしまうこともあると思います。これを払拭できるように頑張ります」
なお正式結果でも、松下は”DNS”とされており、決勝レースでは周回していないことになっている。
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