レースレポート

スーパーフォーミュラ 第7戦・第8戦:もてぎ

TEAM IMPULが鮮やかな逆転ワンツー。三つ巴のタイトル争いは最終大会に持ち越し|スーパーフォーミュラ第8戦もてぎ

スーパーフォーミュラ第8戦もてぎの決勝が行なわれ、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が優勝を飾った。

戎井健一郎

公開日時: 2022/08/21 8:24

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Yuhi Sekiguchi, Kazuyoshi Hoshino, carenex TEAM IMPUL

 8月20日〜21日にかけてモビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーフォーミュラ第7戦・第8戦。第8戦の決勝レースでは、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が優勝を飾った。

 タイトル争いの天王山を迎えた2022年シーズンのスーパーフォーミュラ。ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)が大きなリードを築いてもてぎに乗り込み、20日の第7戦でも手堅く3位に入ったことで、ランキング2番手のサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)に対するリードを30点、同3番手の平川亮(carenex TEAM IMPUL)に対するリードを40点とした。野尻が第8戦で優勝すれば、上記ふたりの順位次第では最終鈴鹿大会を待たずしてタイトルが確定する可能性もある、そんな状況だった。

 午前中に行なわれた予選でポールポジションを獲得したのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)。第7戦で山本尚貴が復活のポールトゥウィンを飾るなど今週末好調のNAKAJIMA RACINGだが、今度は大湯がキャリア初ポールを手にした形だ。2番グリッドにはフェネストラズ、3番グリッドには野尻とタイトルを争うふたりが続き、平川は6番グリッドだ。

 レース開始直前に雨が降った昨日とは異なり、第8戦は快晴の下でスタートした。気温は31℃、路面温度は45℃だ。

 スタートでは大湯がダッシュを決め、トップをキープ。フェネストラズは蹴り出しが少し鈍り、野尻の先行を許して3番手に下がった。山下健太(KONDO RACING)の後方5番手、6番手では、平川と関口雄飛のIMPUL勢が抜きつ抜かれつのバトルを展開していた。

 大湯は一時野尻に対して2秒のリードを築くも、徐々に野尻が迫る。ふたりの差は1秒を切ることもあったがバトルに発展することなく10周を消化し、ピットウインドウがオープンとなった。

 このタイミングでピットに飛び込んだのは6番手の関口。序盤7番手を走っていた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も翌周にピットインした。また、4番手を走っていた山下はトラブルからかガレージにマシンを入れ、勝負権を失う形となった。

 ピットアウト後、すぐに下位集団に追い付いてしまった関口と牧野だが、集団を掻き分けながらトップを走る大湯よりも2秒前後速いペースで周回し、マージンを築いていった。その様子を見てか2番手の野尻が15周終了時にピットインするが、関口と牧野の先行を許してしまった。翌周に大湯とフェネストラズもピットに入るが、コースに合流したのは関口と牧野の後ろだった。

 これで上位陣では平川のみがステイアウトする形となり、タイヤ交換義務を済ませたドライバーのオーダーは関口、牧野、野尻、大湯、フェネストラズという順で、レースは後半に突入していった。

 37周のレースが30周を消化するタイミングで、トップの平川がようやくピットへ。5秒台という迅速なタイヤ交換作業を終えてコースに戻ると、野尻の後ろ4番手での復帰となった。

 関口、牧野、野尻、平川、大湯、フェネストラズ、佐藤蓮(TEAM GOH)というトップ7がほぼ等間隔で8秒差以内に密集しているという状況で、レースは終盤戦に。特にフレッシュタイヤを履く平川のペースは良く、32周目の90度コーナーで野尻を、34周目の5コーナーで牧野をオーバーテイクして2番手に浮上。なんと残り4周でTEAM IMPULのワンツー体制が完成した。

 平川がトップを走る関口の背後につけた状態でレースはファイナルラップに突入。関口のオーバーテイクシステム(OTS)の残量がゼロになった一方で、平川はコース後半でOTSを起動。バックストレートから90度コーナーへの飛び込みで関口にアウト側から並びかけたが、追い抜きには至らず。関口が平川を抑えてトップチェッカー。TEAM IMPULが完璧な戦略と速さを見せてワンツーフィニッシュを決めた。3位は牧野で、以下野尻、大湯、フェネストラズが続いた。

 これでランキング上位3名の獲得ポイントは野尻113、フェネストラズ81、平川79に。依然として野尻優勢な状況ではあるが、鈴鹿での第9戦・第10戦(最終戦)に向けて3人にタイトルの可能性が残る形となった。

 

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 関口雄飛が今季初勝利! インパルワンツー|スーパーフォーミュラ第8戦もてぎ:決勝順位速報

次の記事 チームオーダーなし&攻めのピット戦略……インパルらしさ全開で勝ち取ったワンツーをドライバーと星野一樹が振り返る

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

戎井健一郎



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 1 日前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

2 日前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

8 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

最新ニュース



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

7 時間前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

WEC

WEC WEC

Fuji

7 時間前

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」



ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす

F1

F1 F1

バーレーンGP

8 時間前

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす



日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

8 時間前

日本GPに向けてボルテージアップ! MotoGP Fan Fest Tokyo大盛り上がり。小椋「頑張って走ります!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録