予選レポート

スーパーフォーミュラ 第9戦・第10戦:鈴鹿

前日の不調は何だったのか? 野尻が他を圧倒し今季5度目PP、王座を大きく手繰り寄せる|スーパーフォーミュラ第9戦

スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿の予選では、野尻智紀がポールポジションを獲得。2年連続のタイトル獲得に大きく近付いた。

戎井健一郎

公開日時: 2022/10/29 2:02

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Tomoki Nojiri, TEAM MUGEN

 2022年スーパーフォーミュラの最終ラウンドが鈴鹿サーキットで開幕。10月29日(土)に実施された第9戦の公式予選でポールポジションを獲得したのは野尻智紀(TEAM MUGEN)だった。

 ついに最終決戦を迎えたスーパーフォーミュラは、第9戦の時点で3人のドライバーにタイトル獲得の可能性が残されながらも、ポイントリーダーの野尻が圧倒的優位な状況。ライバルのサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)に対して大量リードを築いている。ただ野尻は前日の専有走行で16番手に沈んでおり、予選に向けてチームが課題を修正できるかに注目が集まっていた。

 まずQ1のA組では、野尻を32ポイント差で追いかけるフェネストラズら10台が出走。各車1周のインスペクションを挟んだ後、ニュータイヤに交換してアタックに向かっていった。なおこの時点での気温は17℃、路面温度は24℃だ。

 ここで際立った速さを見せたのは牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。各セクターで全体ベストタイムを塗り替えながら1分36秒659をマークし、トップでQ2に駒を進めた。専有走行でトップだった大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)は牧野からコンマ4秒近い差を付けられはしたが、2番手でQ1を突破した。

 一方フェネストラズはタイムが伸びず9番手に終わりまさかのQ1敗退となった。彼は専有走行で3番手タイムをマークしていたが、その時からフィーリングが芳しくないとコメントしており、その不安が的中した形となってしまった。

 続くQ1のB組には野尻、平川ら10台が出走したが、トップ通過は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。タイムは牧野に肉薄する1分36秒692だった。坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)や平川など、専有走行で好調だったドライバーが順調に上位タイムを記録してQ2に進出したが、そんな中で4番手に食い込んだのが野尻。プレッシャーのかかる中、しっかりと生き残ってみせた。

 そしてポールポジションを決するQ2がスタート。山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)を皮切りに続々とアタックラップに入っていったが、野尻が1分36秒020をマークしてタイムシートのトップに。宮田、大湯、坪井らが好タイムで周回し、野尻の前に出ることを目指したが、誰も肉薄することすらできず、結果的に宮田に0.242秒の差をつけた野尻が今季5度目となるポールポジションを獲得した。前日の不調が嘘かのような速さを見せた野尻は、インラップ中に何度も力強くガッツポーズした。

 平川が11番手、フェネストラズが17番手に沈んだことで、野尻は第9戦でタイトルを確定させる可能性がぐっと高まった。プロ野球のマジックナンバーの概念をシリーズポイントに当てはめた“マジックポイント”は、9ポイント。つまり野尻は午後の決勝で9ポイント以上(=3位以上)獲得すれば自力でチャンピオンを獲得でき、仮にノーポイントに終わった場合もフェネストラズと平川のいずれかが2位以内に入らなければ、野尻のタイトルが確定する。

 

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 野尻智紀が今季5度目のポールポジション! スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿:予選タイム結果

次の記事 野尻智紀、SF連覇目前。“マジックポイント”は9、タイトル決定阻止には後方スタート平川orフェネストラズの2位以上が必須

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

戎井健一郎



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

14 時間前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

7 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

最新ニュース



復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

6 時間前

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」



WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す

WEC

WEC WEC

Fuji

7 時間前

WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す



なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道

WEC

WEC WEC

Fuji

7 時間前

なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道



ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

8 時間前

ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録