ローソン、欠場の野尻を”尊敬”「辛い状況なのにチームを手助けしてくれるなんて……」。そして初走行オートポリスも苦にせず予選2番手
スーパーフォーミュラの第4戦オートポリスで予選2番手となったリアム・ローソン(TEAM MUGEN)は、欠場することになったチームメイトの野尻智紀を気遣いつつ、「僕は勝つためにここにいる」と決勝に向けて強い意気込みを語った。
Liam Lawson,TEAM MUGEN
Masahide Kamio
スーパーフォーミュラ第4戦オートポリスの予選が行なわれ、TEAM MUGENのリアム・ローソンは2番グリッドを手にした。
ローソンは予選Q1のグループAを、VANTELIN TEAM TOM’Sの宮田莉朋に次ぐ2番手で通過すると、Q2では坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)には及ばなかったものの、2番手フロントロウを獲得した。
「今朝のプラクティスから、いいベースがあった。でも、予選に向けてはコンディションが変わってしまったんだ」
ローソンは予選後にそう語った。
「路面温度が上がったので、それに合わせてバランスを追求した。予選のセットアップは良かったけど、ターン8で少しスライドしてしまい、タイムをロスしてしまった」
「少しバランスには苦労していたんだ。そして、そのスライドでタイヤをオーバーヒートさせてしまった。タイヤの温度が上がった状態がターン10まで続いてしまったので、それでポールを失ったと思っている」
「ポールポジションを獲得できなかったのは少し残念だけど、それでも2番手という予選結果は、レースに向けては良いポジションだ。レースペースについては明日になれば分かると思うけど、今年はここまで基本的にレースペースは良いので、このサーキットにもそれが応用できることを期待している」
ローソンがオートポリスを走るのは今回が初めて。しかし予選では2番手と好結果を手にしている。その理由についてローソンは、セットアップがうまくいったからだと語る。
「行ったことのないコースでも、なぜか予選は良いよね! 理由はよく分からないけどさ」
そうローソンは言う。
「今日は朝から強いクルマがあった。僕がこのコースに向いているから速かったわけじゃなく、セットアップがうまくいっただけだと思うよ」
そのローソンは、今回欠場することになった、チームメイトであり、チャンピオンを争う上で最大のライバルである野尻智紀のことを気遣った。
「まず第一に、彼にとってはひどく辛いことだと思う」
そうローソンは言う。
「チャンピオンシップをリードしている時に、こういうことが起きるのはとても稀だ。ひどいことだと思うよ。にもかかわらず、彼が今週末ここにいて、チームを手助けしてくれることについて、大いに敬意を払いたい。だって他のほとんどのドライバーは、そんなこと絶対にしないだろうからね」
「彼とは少し話したし、今もチームを手伝ってくれている。なんて優しい人なんだろうね」
「でも同時に、僕は勝つためにここにいる。明日の目標はできるだけ多くのポイントを獲得することだ。シーズン最終戦でない限り、僕のアプローチが変わることはないよ」
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