スーパーGT第5戦富士|8号車ARTA NSX-GTが今季2度目のポールを獲得
2020年のスーパーGT第5戦富士のGT500クラス公式予選では、#8 ARTA NSX-GTが同地で開催された第2戦を彷彿とさせる速さをみせた。
野尻智紀 Tomoki Nojiri、福住仁嶺 Nirei Fukuzumi(#8 ARTA NSX-GT)
Masahide Kamio
富士スピードウェイで行なわれている2020スーパーGT第5戦。GT500クラスの公式予選は#8 ARTA NSX-GTが今季2度目のポールポジションを獲得した。
午前中より雲が多くなり、気温22度、路面温度32度のドライコンディションでセッションがスタート。15台のうち8台に絞られるQ1では熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられた。まず好タイムを出したのが前回の第4戦もてぎでも速さをみせた#19 WedsSport ADVAN GR Supraだ。宮田莉朋が1分28秒111を叩き出し、トップに躍り出た。ライバルの車両も果敢にタイムアタックを行なうも、19号車のトップタイムを上回れずにいたが、最終的にトップを奪ったのが今回ウエイトハンデがない#12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴)だった。セッション終盤に1分28秒032を叩き出しQ1トップ通過を果たした。さらに8kgのウエイトハンデを背負う#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分28秒063で2番手に食い込み、3番手に19号車が続く結果となった。
その一方で、#17 KEIHIN NSX-GTをはじめランキング上位につけるチームは燃料リストリクターの制限が入っていることもあり下位に沈んでいた。
ポールポジションが決まるQ2では、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rを先頭にほぼ一斉にコースイン。しっかりとタイヤを温めてタイムアタックに臨んだ。
まずは24号車のヤン・マーデンボローが1分27秒809を記録すると、それを上回ったのが12号車の佐々木大樹。1分27秒649でトップに躍り出た。このまま12号車が久しぶりのポールポジションかと思われたが、8号車の福住仁嶺がコンスタントにタイムを刻み、1分27秒130を記録しトップを奪った。これに対し佐々木も再度アタックを行なったが1分27秒620で逆転叶わなかった。ここでチェッカーフラッグとなり、8号車がチームとしては今季2度目、そして福住にとっては自身のアタックで初めて獲得したポールポジションとなった。2番手には12号車、3番手には19号車がつけ、3メーカーの車両が上位を分け合う結果となった。
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