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スーパーGTで魅せた強い気持ちを胸に……“世界のヤマケン”、次なる舞台へ

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スーパーGTで魅せた強い気持ちを胸に……“世界のヤマケン”、次なる舞台へ
執筆:
2020/01/04 1:17

2019年のスーパーGT(GT500クラス)でシリーズチャンピオンに輝いた山下健太。勝負どころで見せた“強い気持ち”を胸に、2020年は新たな挑戦に立ち向かう。

 2019シーズンの日本のモータースポーツシーンを振り返る上で欠かせないのが、スーパーGT最終戦で山下健太が”魅せた”劇的なオーバーテイクシーンだろう。

 チャンピオンをかけた最終戦もてぎでのレース終盤。タイヤが消耗しながらも巧みにブロックした関口雄飛(#36 au TOM’S LC500)が一瞬みせた隙を突いた山下が逆転に成功したのだ。そして山下は、最終コーナーでは抜き返そうと並びかける関口に対して一歩も引かない姿勢を見せた。これにより、#6 WAKO’S 4CR LC500は大嶋和也とともにドライバーズチャンピオンを勝ち取った。

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■山下が貫き通した“強い気持ち”

 実はこの週末、山下はmotorsport.comの取材に対して一貫して同じことを強調してコメントしていた。それが「気持ちだけは絶対に誰にも負けないようにしたい」だった。

 改めてシーズン終了後にこのことについて話を訊くと、このような回答が返ってきた。

「まず気持ちで負けてはダメだなと思っていました。やっぱりレースは人と争わなければいけません。その人(相手)より強い気持ちを持っていないと抜きにいくこともできないし、(ポジションを)守ることもできないです」

「自分がもし不利な状況で、仮に0.2秒とか0.3秒(相手と比べて)遅くても抜かなきゃいけないし守らなければいけません。そこで自分がどうにかするためには“気持ち”しかないなと思っていました」

「不利な状況に追い込まれた時に、気持ちを強く持っていないと勝てないというか……そこ(目の前の困難)をくぐり抜けられないです。もちろん、あんな展開になるとはレースの段階では思っていなかったですけど、今回は普通にはなかなか抜けないシチュエーションでした。でも“絶対に抜かなきゃ!”という気持ちがあったからいけたと思います」

 これまでも周囲が注目するような一発の速さをみせていた山下だが、それに加えて2019シーズンはレース結果を左右する勝負どころの場面で“引かない姿勢”をよく目にした。

 その中でも例として挙げられるのが、第4戦タイでのニック・キャシディ(#37 KeePer TOM’S LC500)とのトップ争い。完全に真横に並ばれて抜かれたかと思いきや、そこから粘り強く自分のスペースを確保しトップを守りきり、そのまま優勝。レース後のパルクフェルメでキャシディに「強引にいって申し訳ない」と真っ先に山下が謝っていたのが印象的だった。

 2019シーズンの重要な局面で山下がみせた“豹変ぶり”。シーズン終了後、脇阪寿一監督はこれこそが彼が持っている真の強さなのだという。

「僕と(大嶋)和也は、ヤマケンと1年間一緒にいるので、彼のああいう姿を垣間見ることがありました。だから……多分(それを知らない)皆さんはビックリしたんじゃないかなと思います。でも、あれがヤマケンの本来の姿です。いつもは“良い子”的な走りをしていますけど、ヤマケンの(真の)魅力はあそこです」

 また山下は、あのタイでの勝利がシリーズチャンピオンに繋がるきっかけになったと語った。

「チームとして何年も勝てていない状況が続いていたので、シーズン前に『必ずどこかで勝ちに行こう』と言っていました。タイは絶対にいけるだろいうという話をみんなでしていました。その(優勝を)狙いに行ったタイで勝てたのが、チームの流れ的にも良くなった実感がありました」

■WECの舞台で感じた“日本のレベルの高さ”

 こうしてスーパーGTではシリーズチャンピオンを獲得、スーパーフォーミュラでは念願の初優勝を飾った山下。2019年9月から新たにWECのLMP2クラスにも参戦を開始し、年末にはルーキーテストでトヨタTS050HYBRIDをドライブした。

 山下にとっては初めてとなる世界選手権の舞台での挑戦となるのだが、シーズン序盤を戦い終えて“ある手応え”をつかんでいる様子。同時に新たな刺激も経験しているという。

「今年からWECに出ていますが、ドライバーのレベルとかをみていると、日本のレベルは非常に高いなと感じています。上海とかもコースの経験がほとんどなかったんですけど、5分ぐらい乗れば(走行経験がある)周りのみんなと同じくらいのタイムで走れましたし、ここまでのレースを振り返っても、そう感じることはたくさんありました」

「日本のレースだけだと、同じサーキットを転々としていて、そこでセットアップも細かく考えないと結果が出ないので、それはそれで難しい部分があります。でも、新しいサーキットを走るというのは自分の感覚的にもすごい良い刺激になります。(海外レースとの兼務は)疲れますけど、良い経験には間違いなくなっています」

■山下健太が見据える“その先”

 迎えた2020年。“スーパーGT王者”という称号を手にした山下には新たな挑戦が待っている。年明けには日本を離れヨーロッパを拠点に生活を開始するという。おそらくWECでの活動を本格化させていく狙いがあるのだろう。

 2020年の国内シリーズの体制については明らかにはなっていないが、山下は“当面の目標”としてふたつのテーマを掲げた。

「やっぱりSFのタイトルは獲りたいですね。この目標はやっぱり外せないです。(日本の)フォーミュラカテゴリーでは一番上なので、何としてもタイトル獲りたいです」

「今のWECのプログラムに関しては色々な人が動いてくれて、参戦するチャンスをいただいているので、その期待にしっかり応えたいですね。このふたつは当面の目標ですね」

 WEC参戦が決まってから、ファンや関係者の間では『世界のヤマケン』という愛称で親しまれるようになり始めた。その名に恥じない活躍を見せられるか……2020年、山下健太は国内カテゴリーで見せた強い気持ちを胸に、新たな挑戦に臨もうとしている。

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この記事について

シリーズ スーパーGT , WEC , スーパーフォーミュラ
ドライバー 山下 健太
執筆者 吉田知弘