レースレポート

スーパーGT 第4戦 もてぎ

SGT第4戦もてぎ GT300決勝|タイヤ無交換作戦を遂行した65号車LEONが優勝

スーパーGT第4戦もてぎの決勝は、予想に反してドライコンディションのバトルが繰り広げられ、タイヤ無交換の作戦を見事に遂行した#65 LEON PYRAMID AMGがGT300クラスを制した。

原田 了

編集: 2020/09/13 10:12

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#65 LEON PYRAMID AMG

 週末の天候は荒れたものになる、との予報は外れ、9月13日(日)午後に行なわれた『2020年AUTOBACS SUPER GT第4戦・FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の決勝は、終始安定したコンディションの中、完全なドライコンディションで戦われた。

 午後1時にフォーメーションラップがスタートし、1周後の正式スタートではポールポジションにつけた#360 RUNUP RIVAUX GT-Rの青木孝行が好ダッシュを見せてレースが始まった。青木は快調に先を急ぎ、オープニングラップを終えた時点で2番手以下に1.5秒の差をつけていた。4周目には、その差が3.4秒に拡がり、青木の一人旅となることも予想された。

 10周目にはV字コーナーでクラッシュがありセーフティカー(SC)が導入されたが、そのSCランの隊列後方で追突事故も発生するなど、レースはにわかに荒れた展開となる。結局、青木の後方に#25 HOPPY Porscheの佐藤公哉、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの嵯峨宏紀、#88 JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥、#96 K-tunes RC F GT3の新田守男が続いてトップ6を形成する新オーダーで、GT500クラスが14周を終了してところでレースがリスタートした。

 このタイミングでも青木が好ダッシュを見せて後方との差を築き、その後方で佐藤と山内、嵯峨の3台が2番手を争い、さらにその後方で元嶋と新田、そして#9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3の藤井誠暢による5番手争いがヒートアップしていく展開となる。

 レースの3分の1を終えた辺りからルーティンのピットインが始まった。先陣を切ったのは#6 ADVICS muta MC86で、阪口良平から小高一斗に交代すると同時にガソリンは補給したもののタイヤ無交換でピットアウトしていく。さらに#9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3(藤井誠暢→ケイ・コッツォリーノ)、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也→谷口信輝)、#88 JLOC ランボルギーニ GT3(元嶋佑弥→小暮卓史)、#65 LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟→蒲生尚弥)らが次々と、ルーティンのピットインを行なっている。この中で#65 LEON PYRAMID AMGはタイヤ無交換でピットアウト。13番手スタートながらピットタイムを短縮して上位に進出する作戦だ。

 レースも折り返しを過ぎた31周目に、トップを快走していた青木がピットイン。柴田優作に交代しフルサービスでピットアウトしていった。タイミング的には蒲生の前でピットアウトしたのだがタイヤが温まっておらず、柴田はあっさりと蒲生の先行を許してしまった。しかしタイヤが温まってくると柴田は蒲生を猛追。無交換のタイヤを労わりながら走る蒲生を追い詰めていく。

 そんな柴田を後押しするかのように45周目にはこの日二度目のSCが出動となる。そして10周余りのスプリントレースに期待が高まっていったが、残り4周となったところで柴田がストップ。どうやらガス欠だったようで、トップ争いはあっけなくケリがついてしまった。これで3番手につけていた#88 JLOC ランボルギーニ GT3の小暮らがひとつずつポジションを上げ、直前までピットで作業が続いてスタートが危ぶまれた#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が3位でチェッカーを受けた。

 

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