SGT富士GT300予選|#52埼玉トヨペットの川合、“鎧袖一触”のレコードタイムでPP

2020スーパーGT第8戦富士のGT300クラス予選が行なわれ、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがポールポジションを獲得。Q2でアタックを担当した川合孝汰はレコードタイムを更新する速さを示した。

SGT富士GT300予選|#52埼玉トヨペットの川合、“鎧袖一触”のレコードタイムでPP

 例年ならばスーパーGT最終戦として行なわれているツインリンクもてぎ大会が、シリーズ第7戦として行われてから3週間。最終戦富士は随分寒い大会となることが予想されていたが、公式予選日となったこの日は小春日和の穏やかな日差しがサーキットを照らし、寒さも一休み。それでもタイヤのウォームアップは入念に行う必要があり、計測4周目から5周目が勝負となった。

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 先ずA組のQ1では#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が4周目に、最初の36秒台となる1分36秒156をマーク。これがターゲットタイムとなり、#96 K-tunes RC F GT3の新田守男や、#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの藤波清斗らが36秒台前半まで詰めたものの吉田のタイムには一歩届かない状況だった。

 公式練習から好調だった#11 GAINER TANAX GT-R平中克幸も36秒192と吉田のタイムには一歩届かない。これで吉田のトップ通過かと思われたが、平中はさらにもう1アタック。5周目に1分36秒131まで詰めて吉田を逆転した。

 #30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの織戸学は6周目のファイナルアタックで36秒466まで詰めて5位に進出。36秒9がボーダーラインとなり#88 JLOC ランボルギーニ GT3や#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS、#9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3らがQ1敗退。今シーズンはここまで思ったような展開に持ち込めず苦戦してきた#4 グッドスマイル 初音ミク AMGも、37秒台に留まり、残念ながらQ1敗退となってしまった。

 B組のQ1では#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が最初に1分36秒台に入れた。4周目に1分36秒735をマークしこれが当面のターゲットとなったが、すぐに#2 シンティアム・アップル・ロータスの柳田真孝が36秒724と僅かに逆転した。

 しかし、#6 ADVICS muta MC86の阪口良平が1分35秒776をマーク、ハードルを一気に引き上げることになった。これに#65 LEON PYRAMID AMGの菅波冬悟が1分35秒914で続く。最初に36秒台に入れた井口も5周目、6周目とタイムを削り、最終的には36秒161まで詰めるがトップ2と35秒台には手が届かなかった。これに5周目に36秒307まで詰めた柳田が続いて4番手となった。

 柳田の後方には36秒台後半をマークした各車が続くが、最後の最後、#5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号の平木湧也がチェッカーを受けた6周目に1分36秒483をマークして5番手に滑り込み、それまで8番手につけていた#87 T-DASH ランボルギーニ GT3はQ2進出圏内から弾き出されてしまった。

 なお、公式練習でエンジントラブルに見舞われた#55 ARTA NSX GT3は予選DNS。決勝は最後尾からの追い上げとなりそうだ。

 Q2では気温、路面温度共に少し下がり、ほとんどのクルマが計測3周目までかけてタイヤを温めていた。そうした中、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰は3周目から気合の走りで38秒台をマーク。これがターゲットとなるが、川合は4周目に1分35秒068まで削ってこれまでのコースレコードを更新すると、5周目には1分34秒台に入れライバルを一蹴。彼がマークした1分34秒665は、GT300クラスの新たなレコードタイムとなった。

 川合のスーパーラップには及ばなかったが、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝の1分35秒009を筆頭に#6 ADVICS muta MC86の小高一斗、#96 K-tunes RC F GT3の阪口晴南、#65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥、#11 GAINER TANAX GT-Rの安田裕信が、これまでのコースレコードを更新する35秒台前半をマークして続いた。

 寒い路気温の影響からか、目覚ましいスピードアップぶりだったが、果たして決勝はどんなメンバーによってどんなスピードで、そしてどんなバトルが繰り広げられる展開となるか、楽しみになってきた。

 

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第8戦 富士
執筆者 原田 了