スーパーGT 第8戦:富士
【スーパーGT】61号車スバル、初王座に向け慎重なコメントも確かな手応え「やれる事は全てやった」
61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの小澤正弘総監督は、初のタイトルがかかるスーパーGT最終戦に向けてやれる事は全てやったとして、「自分たちの実力は発揮できるはず」とコメントした。
戎井健一郎
編集: 2021/11/26 11:51
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2021年のスーパーGTは、富士スピードウェイで行なわれる第8戦が最終戦。GT300クラスのポイントリーダーとして最終戦を迎えたのが、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人、山内英輝組だ。
タイトル獲得となれば、スバル/STIにとっても、エントラントのR&D SPORTにとっても初タイトルとなる。この大一番に向け、61号車には追い風となる要素がいくつかある。
まずは、61号車のライバルたちが採用してアドバンテージを得ていたタイヤ無交換、2輪のみ交換といった作戦が今大会は封じられている事。全車タイヤ4輪交換が義務付けられ、「純粋な速さでの勝負」という意味合いがより強くなることは、スバルとしても好都合だと考えている。
また61号車は、5月に行なわれた第2戦富士で予選ポールポジション、決勝2位という好成績を残している。5月と比べると11月の富士は冷え込む可能性が高いが、第2戦とウエイト搭載量が同じ(共に0kg)であることも、セットアップ作業を進める上でも好都合なはずだ。
上記の理由から、最終戦には自信を持って臨めるのではないか? そう小澤正弘総監督に尋ねると、彼からは少し慎重なコメントが返ってきた。
「(第2戦とは)季節も違いますからね……。昨年(の最終戦富士)は2番手からスタートしましたが、冷えたタイヤがグレイニングを起こしてしまい、痛い思いをしました。ですので蓋を開けてみないと分からないというのが正直なところです」
そう語る小澤総監督。今季の61号車もペースに苦しむレースがいくつか見られたが、気温・路面温度の低いレースでは安定したペースを見せていたように感じられる。
その点について彼は「昨年の経験を踏まえて、(タイヤサプライヤーの)ダンロップさんと共に対応策を見出すことができました。昨年はそこまでたどり着いていませんでしたが、今年はそれ(対処法)が見えているので、うまく対応していきたいです」とコメント。インタビュー冒頭では少し自信なさげな様子にも見えたが、確かな手応えはあるようだ。
また決勝レースの展望に関しては、セーフティカーの出動リスクも考慮しつつ、ライバルの動向を伺いながらピットインのタイミングを探る形になるという。今季から導入された新型BRZは燃料タンクが100Lから120Lに大型化しており、ピットウインドウも広くなっているため、相手の動きを見て柔軟にピットタイミングを決める保守的な戦略が可能だ。こういった戦略を採れるのも、ポイントリーダーの強みと言える。
「チームもドライバーもやれることは全てやってきましたので、我々の実力は発揮できると思います」と語る小澤総監督。その表情は明るかった。
Read Also:
- 【スーパーGT】“国内2冠”がかかる野尻智紀。山本尚貴という“高い壁”を「登ることができると思っている」
- 富士スピードウェイが「煙のないサーキット」に。紙巻たばこ全面禁止、加熱式たばこ専用エリアを新設
- 【スーパーGT】つちやエンジニアリング、来季はGT3のポルシェからGT300のGRスープラに変更へ。車両は現在製作中
- 【スーパーGT】サクセスウエイトをどう積むか? 悩み抜いた末にスバルが編み出した“最適解”
- 【スーパーGT】18年ぶりのビッグタイトルを目指すスバル。新型BRZでの戴冠はレース活動拡大の第一歩に?
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 【スーパーGT】つちやエンジニアリング、来季はGT3のポルシェからGT300のGRスープラに変更へ。車両は現在製作中
次の記事 【スーパーGT】“国内2冠”がかかる野尻智紀。山本尚貴という“高い壁”を「登ることができると思っている」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 4 日前
グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC
Fuji
5 日前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ
スーパーGT
スーパーGT
第6戦:SUGO
11 日前
DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ
最新ニュース

マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」
F1
F1 F1
バーレーンGP
39 分前
マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」

アコスタ「表彰台を狙えたのに、たった3つのコーナーで全て失った」多重クラッシュ引き金のマルケス弟を批判
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
11 時間前
アコスタ「表彰台を狙えたのに、たった3つのコーナーで全て失った」多重クラッシュ引き金のマルケス弟を批判

スプリント2位で初表彰台。でも「運が良かった。実力通りじゃない」新人モレイラは謙虚
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
12 時間前
スプリント2位で初表彰台。でも「運が良かった。実力通りじゃない」新人モレイラは謙虚

ミシュラン、日本GP決勝でソフトタイヤ使用を禁止。スプリントでの消耗受け異例の決定……ウォームアップは20分へ延長
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
13 時間前
ミシュラン、日本GP決勝でソフトタイヤ使用を禁止。スプリントでの消耗受け異例の決定……ウォームアップは20分へ延長
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録