スーパーGT第5戦SUGO予選レポート(GT500):8号車ARTA NSX-GTの福住が今季初のポールを獲得
スーパーGT第5戦SUGO予選では、8号車ARTA NSX-GTがGT500クラスのポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTシリーズ第5戦の公式予選が9月11日にスポーツランドSUGOにおいて行なわれ、8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の福住が昨年第6戦鈴鹿以来のポールポジションを獲得した。また16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)も2番手につけ、NSXがフロントローを独占した。
2年ぶりの開催となるSUGOは、明け方に弱い降雨となった。朝早い時間、コースはうっすらと濡れていたが、朝の公式練習が始まるころにはコースはすっかり乾いた。気温21℃、路面温度23℃とやや肌寒い曇天のもと、9時20分に各車がコースイン。このセッションでは8号車NSXが1分10秒484でトップタイムをマーク。トップから14番手の車両までが1秒の中に収まるタイムで、予選での激戦を予想させた。またセッション中、17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)がGT300車両の進路妨害により接触するアクシデントがあった。なおこの第5戦で今季2基目のエンジンを搭載した車両が多くあった。
10分間の公式予選Q1は曇天、気温24℃、路面温度27℃の15時3分に始まった。残り2分を切って最初に修復なった17号車NSXの塚越が1分10秒台をマークするとアタック合戦開始。直後に8号車NSXの野尻が1分10秒392でトップを奪うと、残り1分を切った時点で16号車NSXの笹原が1分10秒303でトップに。しかし最後に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)の中山が1分10秒275で逆転してトップを奪った。
2番手以下は16号車NSX、64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)、8号車NSX、12号車カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)、38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)、17号車NSX、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)で以上がQ1を突破してQ2進出を決めた。
10分間のQ2は15時41分にスタート。残り2分を切ってまず3号車GT-Rの千代が1分10秒580でトップに立つが、すぐに64号車NSXの伊沢が1分10秒366で逆転。さらに8号車NSXの福住が1分9秒987をマークしてトップに。この後、1分9秒台に入れる車両はおらず、福住が昨年第6戦鈴鹿以来、自身3回目のポールポジションを獲得。2番手以下は、16号車NSX、12号車GT-R、17号車NSX、3号車GT-R、64号車NSX、38号車スープラ、39号車スープラで3列目までをNSXとGT-Rが占めた。
「鈴鹿の成績が良くなかったのでいつも以上にミーティングをしてSUGOに臨みました。ポールポジションを獲れてひと安心しました。明日は絶対優勝したい」と福住。「とにかく勝ちたい。いい走りをしたいと強く思います」と野尻も今季初優勝に向け表情を引き締めた。
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