チームルマン、本山哲との契約解除について報告「大幅な予算の見直し、体制変更が必要と判断した結果」
スーパーGTに参戦するTeam LeMansがプレスリリースを発行し、本山哲と契約解除に至った一件についてコメントを発表した。
Satoshi Motoyama, #6 Team LeMans Audi R8 LMS
Masahide Kamio
スーパーGTでは、ゴールデンウィークに開催される第2戦富士を前に6号車Team LeMans Audi R8 LMSのドライバーであった本山哲がエントリーリストから外れていることが明らかとなり、大きな話題、そして様々な憶測を呼んでいる。
開幕戦を『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』として戦ったTeam LeMansだが、第2戦のエントリーリストではエントラント名が『Team LeMans』となっており、MOTOYAMA Racingの名が外された形となっている。そんな中、先日はTeam MOTOYAMAがプレスリリースを発表。そこには「チーム側からの契約解除」があったことが記されており、「現状を受け入れ、新たな道を模索する」という本山のコメントも掲載されていた。
そしてTeam MOTOYAMAのリリースが発表された翌日、Team LeMansもこの一件に関するプレスリリースを発行。株式会社チームルマンの代表取締役である太田雅文、そして本山のコメントを掲載した。
Team LeMansのリリースでは、本山と契約解除に至った経緯についてこう記されている。
「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』として2022年SUPER GT GT300クラスにアウディR8 LMSでエントリーし岡山戦に参戦しましたが、第2戦以降の参戦継続に向けて、大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断いたしました」
「その結果として、誠に遺憾ではありますが、チームのナンバーワンドライバーであった本山哲選手との契約を解除する結論に至りました」
「今回の一件で、ファンの皆さまやスポンサーの皆さま及びレース関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます」
そして以下は太田代表、そして本山のコメントだ。
■株式会社チームルマン 代表取締役 太田雅文
「昨年、“Team LeMans with MOTOYAMA Racing”としてチームを立ち上げ、レーシングドライバーとしての偉大な実績と経験をもとに、ドライバーとして、チームの戦力アップにご尽力していただいた本山哲選手には心より感謝の意を表すると共に、これからも同じレース業界を盛りあげていく盟友として、一緒に業界全体の発展のために力を合わせて前へ進んでいきたい所存です」
「今後は2021年に本山選手と培ったチーム力を発揮できるよう、再び原点に立ち戻り、“Team LeMans”としてSUPER GT GT300クラスに参戦いたします。 引き続き、皆さまの応援よろしくお願いいたします」
■本山哲
「自分の古巣でもあるTeam LeMansと再び仕事を始め、1シーズンと1レース、GT300を戦うことができました。こういう形でチームを去るのは自分を応援してくださっているファンの皆さまやスポンサーの皆さまには不本意かも知れませんが、プロとして現実を受け止め、前へと進んでいくしかありません。Team LeMans で共に戦ったスタッフ全員に感謝の意を表し、さらなる発展を願うと共に、レーシングドライバー本山哲として新たな道を模索していく所存です」
なおTeam LeMansは、第2戦を片山義章、ロベルト・メルヒ、川端伸太朗の3名で戦うと明らかにしている。
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