WEC

WEC富士に、ジャッキー・スチュワートがチャリティー出演。60年ぶりの富士で認知症との戦いを支援

モータースポーツ界の重鎮であるジャッキー・スチュワートが、9月のWEC富士に名誉ゲストとして来場することが発表された。

公開日時: 2026/08/22 11:24

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British former racing driver Jackie Stewart walks through the paddock

British former racing driver Jackie Stewart walks through the paddock

写真:: Martin Keep / AFP via Getty Images

 9月25~27日に開催される世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レースに、モータースポーツ界のレジェンドであるジャッキー・スチュワートが名誉ゲストとして登場。イベント期間中には、さまざまな活動でチャリティーを行なう予定だ。

 F1で3度チャンピオンを獲得し、耐久レースでも活躍。ナイト爵を叙勲し、サー・ジャッキー・スチュワートOBEと呼ばれるレジェンドが、60年ぶりに富士を訪れることになる。

 今年、富士スピードウェイは開業60周年を迎えている。1966年1月のオープンからわずか9ヵ月後、日本で初めて開催されたアメリカン・オープンホイールレースであるは「富士 200」で、ローラT-90をドライブして優勝したのがスチュワートなのだ。

 彼は妻のレディ・ヘレン・スチュワートが前頭側頭型認知症と診断されたことを受け、2016年に世界的な認知症研究を支援する慈善団体『Race Against Dementia』を設立。今回のWEC富士では、9月25日に富士スピードウェイホテルで開催されるガラディナーへの参加や、スチュワートと一緒にサーキットの一部を歩くコミュニティ・トラックウォーク、週末を通じた記念品のオンラインオークションなどを通じ、同団体へのチャリティーを行なう。

 2050年までに世界で1億5200万人がこの疾患の影響を受けると予測される中、この団体は、モータースポーツの最高峰と深く結びついているスピード、精密さ、そしてチームワークを研究活動に生かし、先駆的な研究を可能にするとともに、科学者たちが進歩を迅速に実現できるよう支援している。

 これまでに様々なカテゴリーでのチャリティーなどを通じ、2000万ポンド以上を集め、88人の研究者に資金を提供し、5大陸で50件以上の研究プロジェクトを支援してきた。

「私が初めて日本グランプリに出場してから60年を経て富士に戻ることは、私個人にとって非常に特別な機会だ」と、スチュワートは語った。

「しかし、今日の人生でもっとも重要なレースは、認知症の治療法を見つけるためのレースだ。私はこの病気に対して全力で立ち向かう決意をしている」

 同団体の理事会議長を務める息子のマーク・スチュワートや、ガラ・ディナーの共同主催者であるHersey Shiga Globalの志賀司会長も、日本のパートナーからの支援に深い感謝を寄せた。

 WECのCEOであるフレデリック・ルキアンは、スチュワートはまさにレジェンドにふさわしいと称賛。コース内外での活動を称えた。

「FIA世界耐久選手権は、今年の富士6時間において、サー・ジャッキー・スチュワートとRace Against Dementiaを支援できることを誇りに思う」とルキアンはコメントした。

「『レジェンド』という言葉はしばしば過剰に使われる。しかし、サー・ジャッキーの場合、その言葉は完全にふさわしいものだ。複数のモータースポーツ分野でコース上において素晴らしい成功を収めただけでなく、それ以上に重要なのは、コース外で真摯な努力を続けてきたことだ」

「それは、自身の現役時代にモータースポーツの安全性を向上させるために先駆的な取り組みを行なったことから、近年ではRace Against Dementiaを通じて、この残酷で人を衰弱させる病気の治療法を見つけるための取り組みを加速させようとしていることまで、多岐にわたる。彼を迎え、日本で開催される週末のさまざまなチャリティー活動に私たちも参加できることは、大変光栄だ」

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