WEC
D’station Racing、今後はWEC継続参戦を最優先にスーパーGT復帰も視野。S耐やFRJなど他カテゴリーでも存在感
D’station Racingは、WEC(世界耐久選手権)の参戦継続を大きな目標としており、スーパーGTへの復帰も検討しているようだ。

Jamie Klein
編集: 2021/10/02 2:07
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

これまでスーパーGTやスーパー耐久など、日本のレースカテゴリーで活躍してきたD’station Racingは、2021年から活躍の場を世界選手権に広げた。彼らはTFスポーツとの提携によりWEC(世界耐久選手権)のLM-GTE Amクラスへの参戦をスタートし、8月のル・マン24時間レースではクラス6位を獲得してみせた。
Read Also:
しかし彼らはこの結果には満足することなく、さらなる高みを目指している。D’station Racingのマネージングディレクターでありドライバーも務める藤井誠暢は、2000年のチームタイサン以来となる、日本チームによるル・マン24時間GTクラス優勝を目標にしていると語る。
藤井はmotorsport.comに次のように述べた。
「我々はもう1シーズン、欲を言えばもっと長くWECに参戦を続けたいと思っています。WECは非常に良いステージだと思います」
「世界のプロ・アマレースの中で最もレベルが高いですから、星野さん(オーナードライバーの星野敏)にとっても、D’station Racingにとっても参戦継続は良いことだと思います」
「我々は初のル・マンで6位に入りましたし、多くのことを学習できたので、来年に向けての改善点を多く洗い出すことができました。来年は表彰台を狙いたいですし、最終的にはレースに勝つことが目標です」
「そして(GTクラスの車両がGTEから)GT3にスイッチするということで、競争は激化するでしょうし、多くのメーカーが参入してくるでしょう。だからこそWECへの参戦は続けたいですし、それが一番の優先事項です」
また藤井は、昨年まで参加していたスーパーGTへの復帰も視野に入れていると明らかにした。D'station Racingは2019年からアストンマーチン・レーシングとのパートナーシップを開始し、アストンマーチン・ヴァンテージGT3でGT300クラスを戦っていたが、今季は参戦を見送っている。
「我々はスーパーGTに復帰したいと思っています」と藤井は言う。
#9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Photo by: Masahide Kamio
「(2022年に復帰できるかどうかは)現時点ではどうなるか分かりません。しかし日本で最も大きな選手権ですし、将来的には復帰したいと思っています」
「2019年からアストンマーチンとのプログラムが始まり、同年はダレン・ターナーを起用し、2020年はコロナ禍が起こるまではニッキー・ティームを起用することとなっていました」
「今は状況的にヨーロッパのドライバーが日本に来ることは難しいですが、アストンマーチン ・レーシングと(ファクトリードライバーの起用について)話し合い、将来的には最強のパッケージを作り上げたいと思っています」
D'station Racingの活躍の場はWECにとどまらない。先日行なわれたスーパー耐久では最終戦を前にして初のシリーズチャンピオンを確定させ、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)の第3大会には144名によるオーディションを勝ち抜いた澤龍之介を起用して参戦し、見事優勝を飾った。
Read Also:
藤井はFRJに関して、来季以降は体制を拡充してフル参戦する計画であると語った。
「我々はフォーミュラ・リージョナルのマシンを2台所有しています。来年はフォーミュラ・リージョナルでフルシーズンを戦いたいです」
Ryunosuke Sawa, D'station Racing
Photo by: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
「ワンメイクの選手権で、参戦コストもかなり安い部類です。多くの若手ドライバーが(FRJで好成績を残して)FIAのスーパーライセンスポイントを獲得したいと思っているので、興味深い選手権だと思います」
「来年は2台のマシンを走らせる予定ですが、車両が比較的安価なので、さらに購入する可能性もあります」
「ドライバー育成プログラムとまでは言いたくありませんが、優秀なドライバーがこのプロジェクトに参加してくれれば、彼らにはスーパーGTやスーパー耐久、そしてWECに参戦するチャンスがあります」
Read Also:
- サッシャ・フェネストラズが待望の来日へ! ビザの取得に成功、スーパーフォーミュラ第6戦もてぎから復帰予定
- 【スーパーGT】新型86が来季GT300に登場へ。aprが製造中、複数チームに供給の可能性も
- 星野一樹「親父の気持ちがようやく分かった」反対押し切り始めたレース活動……その“茨の道”を振り返る
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 平川亮、2回目のトヨタGR010テスト参加も、来年はまだ未定「このチャンスは逃したくない」
次の記事 ル・マン24時間参戦を目指すオジェ、来季は下位クラスで耐久レースの経験を積む可能性も?
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jamie Klein

来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
1 ヵ月前
来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 1 ヵ月前
雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
WEC
WEC 4 ヵ月前
WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

More from
藤井 誠暢

D'station藤井、開幕戦PP獲得も謙虚。今年は“手堅くいく”年に「優勝は狙ってません!」
スーパーGT
スーパーGT
開幕戦:岡山
5 ヵ月前
D'station藤井、開幕戦PP獲得も謙虚。今年は“手堅くいく”年に「優勝は狙ってません!」

D'startion RacingスーパーGT初優勝。藤井誠暢手応え通りの圧勝劇「これだけ完璧にまとめ上げられることはなかなかない!」
スーパーGT
スーパーGT
第3戦:鈴鹿
2024/06/02
D'startion RacingスーパーGT初優勝。藤井誠暢手応え通りの圧勝劇「これだけ完璧にまとめ上げられることはなかなかない!」

アストンマーティンの新型ヴァンテージGT3が、鈴鹿で本領発揮! ダンロップタイヤの性能も相まってPP獲得。藤井誠暢「この結果が期待できた」
スーパーGT
スーパーGT
第3戦:鈴鹿
2024/06/01
アストンマーティンの新型ヴァンテージGT3が、鈴鹿で本領発揮! ダンロップタイヤの性能も相まってPP獲得。藤井誠暢「この結果が期待できた」

More from
D'station Racing

D’station Racing、2024年のスーパーGT参戦体制は超強力。藤井誠暢&ソーレンセンがアストンマーティン新型GT3をドライブ
スーパーGT
スーパーGT 2024/01/12
D’station Racing、2024年のスーパーGT参戦体制は超強力。藤井誠暢&ソーレンセンがアストンマーティン新型GT3をドライブ

D'station Racing、GTワールドチャレンジ・アジア、およびジャパンカップに参戦。アストンマーチンの最新GT3車両投入
GT World Challenge Asia
GT World Challenge Asia 2023/12/21
D'station Racing、GTワールドチャレンジ・アジア、およびジャパンカップに参戦。アストンマーチンの最新GT3車両投入

D'station Racing、2024年からスーパーGTに復帰へ。エントリー枠確保し長期的な参戦を視野……詳細な体制は後日発表
スーパーGT
スーパーGT 2023/10/02
D'station Racing、2024年からスーパーGTに復帰へ。エントリー枠確保し長期的な参戦を視野……詳細な体制は後日発表
最新ニュース

トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」
WEC
WEC WEC
Fuji
7 時間前
トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」

マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
7 時間前
マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢

LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
8 時間前
LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」

ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開
フォーミュラE
FE フォーミュラE 8 時間前
ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録